【宿泊レビュー】アルンリース ホテル プノンペン in カンボジア

立地良し、朝食最高、お値段手頃。ここにしておけば間違いない、というブティックホテル。

【宿泊レビュー】アルンリース ホテル プノンペン in カンボジア
✍️
2024年11月の宿泊記です。

カンボジアの首都プノンペンの中心部にあるブティックホテル。Arunreasと書いてアルンリースと読むそう。

4つ星ホテルというカテゴリーに入るようですが、料金的にはそこまで高くはない印象です。自分が予約した時で、朝食込みで一泊あたり8,000円代でした。

たまたまTrip.com(新規登録の紹介コードはこちら)で立地が良く、評価が高そうな手頃なホテルを探している時に見つけたのですが、結果この価格を考えると大当たりでした。

今回はこちらのホテルに3泊しました。

*内容は部屋と朝食の写真がメインとなっています。

ロケーション

ホテルの場所はプノンペンでもかなり中心地で、独立記念塔から数百メートル。運動がてら少し足を運べば王宮や国立博物館、リバーサイドへも歩いて30分前後といった距離です。また、ボンケンコン(BKK)エリアへも歩いていけるので、かなりオールマイティーに便利な立地。

空港からは混んでいるとタクシーで45分くらいかかりますが、空いておればもう少し早いでしょう。

ロビー、客室

建物は3階建てなのでそこまで大きくはありませんが、白を基調とした西洋風の様式。

ロビーはシンプルですが落ち着いており、何より時間がゆっくりで静かなのがプノンペンの良いところ。

チェックインはパスポート渡してサインして一瞬で終了。こういうところささっと済ませてくれるホテルは好きです。

客室

このホテルはPetite Room(小さい部屋)とGrand Room(大きい部屋)の2種類があるようで、今回予約したのはPetite Roomの方。さすが部屋の名前もフランス語。

実際まあ確かに狭めではありますが、今回は一人での宿泊だったのでこれで十分。

部屋入ってすぐベッドルーム

なお、部屋のキーはルームカードタイプではなく、物理鍵で、しかもオートロックではなく普通に鍵を差し込んで回して開閉するタイプです。鍵を持ち歩く必要がありますが、鍵自体はかなり小さく軽いですし、ルームカードを差さなくても電気が使えるので、充電しておいたりちょっとした外出時にはエアコンをつけっぱなしにできる利点あり。

部屋の左側はトイレとシャワールーム。

2枚横並びの写真なので少し見にくいかもしれませんが、それぞれこんな感じ↓。

写真だと分かりにくいかもしれませんが、普通に綺麗ですし、スペースもゆったりめ。

トイレは若干水圧が弱いのでトイレットペーパーを大量に流さないように注意しましょう。

シャワーは温度が上がるのにそこそこ時間がかかりはしますが、一番左に回すとちょうど40℃くらいで快適(逆にそれ以上は上がらない)。水圧もまずまずでした。ここは満足。

あとタオルも厚すぎず薄すぎず、匂いも良かったです。これがスタンダードであるべき。

トイレとシャワーの手前はワードローブや荷物置きスペースになっています。

左に見えるのが入り口のドア

テレビは若干小さめですが、一度も見なかったので関係なし。

BOSEのスピーカーがベッドサイドにあったのですが、たぶんこれiPod用ですよね。使いませんでした。

冷蔵庫の中のドリンクは全て無料。連泊であれば補充もしてくれます。

ゲストフロアの廊下がこんな感じ。

ここのホテルはゲストフロアが2フロアしかなく、客室は全部で12部屋とからしいです。

朝食

朝食は建物の1階部分に併設されている「Khema Pasteur」(ケマ パスツール)というレストランで頂けます。フランス料理のお店らしいですが、地元の富裕層を中心にかなり人気で定評があるみたいです。

✏️
ホテルを運営(所有?)している会社が、このKhemaやTOPAZといった複数のレストランを運営しているそう。

一度食べればわかりますが、人気の理由が十分納得できるクオリティーで、正直自分がこれまで食べたホテル朝食の中でもトップ3に入るレベルでした。本当に美味しい。

店内はさすがフレンチレストランといった雰囲気で、スタッフの方もきっちりされてました。

ここはウォークインで朝食を食べにくる地元民や旅行者も結構多く、ホテル宿泊者にも値段の書かれたメニューが出されるので、自分は最初お金かかるの?と思ったのですが、スタッフに聞いたらちゃんと無料で頼み放題でした。

なお、形式としてはフリーフローブレックファスト(定価は$13.90)というビュッフェカウンターから好きなだけ取るものと、アラカルトでオーダーできるディッシュのハイブリッドになっています。ホテルの宿泊者で朝食付きの場合はこれらの料理すべて無料の上、ドリンクももちろんオーダーできます。

フリーフローが14ドル、アラカルトメニューもだいたい5ドルから10ドル、そしてドリンクも1杯4ドル程度するので、そこそこ頼めば下手したら朝食代だけで宿泊費の元が取れてしまうレベル。

こちらがフリーフローのビュッフェカウンターで、パン、サラダ、ハム類、シリアル、そしてフルーツなどが並べられています。

しょうもないホテルのブッフェの料理とは雲泥の差のちゃんとした食べ物ばかりで、普通に全部しっかり美味しいです。

バゲットのスライスはデフォルトで出てきます。

こちらは初日にいただいたEggs Royale(定価$7)のソース別添えリクエストしたものと、フレッシュアップルジュース。美味しくないわけがない。フルーツジュースは種類こそ少ないですが、全て搾りたて100%で、これが何杯でもオーダーできるとか本当に天国。

パンもサンドイッチもヨーグルトもハムもチーズも全部しっかり美味しいんですよね。やはり大量の客を捌くチェーンホテルの朝食とはまったく別物。

オムレツもちゃんと美しい。中のふわふわさもばっちりでした。シンプルイズベスト。

こちらはパンケーキですが、どこぞやのパンケーキ屋さんのものより普通に美味しいですよ。上に乗っているベーコンはカリッカリ。そして全体としてのポーションもちょうどいい。

こちらのオレンジジュースももちろん100%搾りたて。そして食後のカプチーノがまた美味しいんですよ。至福すぎる。

全体を通して非の打ち所がない、ハイクオリティーな朝食。そら人気出ますわ。

実際、地元のアッパー層もけっこう朝食に来ており(特に平日)、レストラン/ホテルの周りには高級車が色々とまってました。プノンペンあるあるですね。

ひとこと

部屋に関して言えば、ドライヤーが若干しょぼいとか、窓はあるけどすぐ横が建物だと見晴らしが皆無とか、些細な部分で思うところはありはしますが、価格と朝食のレベルを考慮するとそんな小さな部分は本当に誤差の範囲と言えます。

プノンペンのホテルに詳しいわけではまったくないですが、1万円以下で泊まれるブティックホテルだと(大人数や大家族を除けば)ここは最有力候補の一つではないでしょうか。もちろん時期によっては1万円を超えてくるのかもしれませんが。

eSIMDB バナー
Ad