【備忘録レビュー】ハノイのクラフトビール店一覧(ブリュワリー & タップルームなど)
ハノイでクラフトビールが飲めるお店を個人的評価 & 写真付きで紹介します。
- ペールエール系好みの自分の個人的感想・意見です。
- ざっくりと、個人的におすすめ度の高い順に並べています。
- 内容は自分が訪問した時点での情報です。
7 Bridges Brewing
*2025年7月訪問
個人的に、ハノイで訪れたお店の中で圧倒的に一番良かった & オススメ。
7 Bridgesはダナン発のクラフトビール醸造所・ブランドですが、最近はハノイやホーチミンなどにもお店を構えています。
西湖(タイ湖)の東側にあるこちらのハノイ店、場所的にはシェラトンやインターコンチネンタルの近くで、Pizza 4P'sも徒歩圏内にあります。旧市街付近からだと少し距離はあるものの、タクシーで十分アクセスできる距離です。
ベトナムでよくある入り口狭めの建物なので、意識していないと通りすぎるかも。

2階部分からが店内になっており、奥にも席がけっこうあり。入り口の見た目以上に中は広く、キャパがある印象です。

下の写真だとちょっとわかりにくいですが、西湖が目の前。そして、実は反対側も湖なのでどっちでもレイクビューを楽しめるというお店です。

タップは30種類くらいあるようで想像の数倍。

まずは定番っぽいDRAGON IPA(Session IPA)をオーダー。普通に完成度高くてバランス良し。IPA好きの一杯目にもってこい。

次にIMPERIAL IPA(DIPA)をオーダー。こちらもホップの苦味がっつりで個人的にはこれくらい強いのが好きなのでドンピシャでした。

最後にHAI VAN HAZE(New England IPA)を。色からして美味しい。これも十分すぎるほど美味でしたが、強いて言えばあともう少しアロマがあれば完璧。

3杯飲んだのに、月曜から木曜の13時から17時はハッピーアワーでビール全品30%オフということで、お会計めちゃくちゃ良心的でした。最高すぎる。

今回フードは試していませんが、少なくともビールで言えば7 Bridgesはハノイでダントツ一番おすすめ。お店の雰囲気や内装、立地などでいうとPasteur Streetとかの方がいいかもですが、一番大事な味が良いこと、そして種類が多いこと、そして値段も良心的というコアの部分の総合点は高いです。
そしてスタッフもとても親切で愛想良かったです。
Pasteur Street Craft Beer Ấu Triệu
*2025年7月訪問
こちらはベトナムで超有名なPasteur Street Craft Beerのハノイにあるいち店舗。ほかにもハノイで数店舗展開しているようです。
ハノイの中心部、サン・ジョセフ大聖堂のすぐ近くという好立地で、11時からオープンしています。
さすがパスターストリート、エントランスから雰囲気良し。2階建てで、テラス席もあり、イケてる感はハノイのクラフトビールシーンで一番でしょう。

夕方早めの時間に訪れましたが、観光客中心にそこそこ賑わっていました。


タップは12くらいあるようでした。

とりあえずフラグシップ(のはず)のJasmine IPAから。バランスよくて飲みやすく、万人受けする味。ただ、個人的には少し軽すぎ。とはいえ汗かいたあとの一杯目にはちょうど良いかも。

次はDouble Jasmine IPAをオーダー。もっとがっつりDIPAかと予想してましたが、そこまで強くはなく飲みやすさを重視したお味。バランスは流石といったところ。

立地、ブランド的に致し方ないとは思いますが、フードは全体的に割高です。こちらのChicken Burstは99k VNDでしたが、パサパサで微妙でした。

立地と雰囲気は申し分なく、ビール自体も大衆ウケするバランスの取れた良クオリティーではあるものの、コスパ観点では微妙、というのが正直なところ。
あとかなり商業ちっくな上、スタッフがどこかすかしている感じがしたのもややマイナス点。まあ人によりけりでたまたまなのかもしれませんが。
ただ総合的には無難な選択肢とも言えます。

Turtle Lake Brewing Company
*2025年7月訪問
7 Bridgesからそこまで離れていないロケーションにある、西湖エリアのクラフトビール店。
湖が目の前、むしろ湖に囲まれているエリア、という場所ではあるものの、塀があるのでレイクビューを楽しむ、という感じでは(意外にも)ありません。

ただ中はかなり広く、半分屋外席、半分屋内、みたいな感じです。あともしかしたら2階もあったかもしれません。大勢でワイワイしたり、グループで訪れるにはちょうどいいお店かも。

店内にはビリヤードテーブルがあったり。

ビールの醸造風景が少し垣間見れたり。

荒削りな部分も少しありますが、パブって雰囲気がするお店。

ビール以外にもカクテルやワイン、スピリッツ系もあり。

そしてここはフードもけっこう力を入れているのか、ほかのお客さんはだいたいみんなしっかりフードもオーダーして夕食利用しているようでした。(今回自分は単身で訪れたこともあり、ビールのみ。)

まずはFlight(4種類)を注文。左から、Ha Noi IPA、Double Edge Sword DIPA、No Standards, Only Stories(Session IPA)、Dam Chim(West Coast IPA)です。

Ha Noi IPAはホップしっかりながら予想以上に甘さも途中からそこそこ感じられる。フィニッシュも何かが残りすぎるといったこともなく、なかなか良い。
Session IPAは飲みやすいが、少しシトラス系ホップの酸味と苦味が残りすぎてる感あり。
Double Edge Sword DIPAは苦味はしっかりあるものの、若干アロマが弱いような。あとDIPAってこんなフィニッシュ苦味残るっけ?ってくらい残る。もはやウェストコーストレベル。
最後のWest Coast IPAはちゃんと王道のWCって感じ。個人的にはEast Coast(Hazy)系の方が好みだが、ここのWCはそこそこ良い。
最後にHa Noi IPAをグラスで再度注文。

ここは種類もそこそこあるし、店内も屋外も広くて悪くない選択肢ではあるものの、個人的に一番残念だったのは全体的に若干ビールの冷えが弱いところ。やはり味のフレッシュさが鈍ってしまうので、非常にもったいない。
あと、ビール自体のクオリティーは合格点ながらも、もう少し洗練できる余地がある感じです。
Bross Craft Beer
*2025年7月訪問
こちらもPasteur Street同様、ロケーションは旧市街地近くでアクセスは良好。
ただ、思ってたよりもかなり小さめのお店でした。店内にテーブルは確か数個で、キャパ的にはマックス8人とか。で、外にテーブルが2つ。

タップは10種類でした。フードメニューは無料のつきだし的なちょっとしたスナック以外はなかったはず。

1杯目はPassion IPAをオーダー。ややアロマが足りなく、苦味が必要以上に強く残る印象。あともう少し冷えてて欲しいところ。

2杯目はKungfu IPA。こちらももうあと一歩、少しホップの洗練さが足りない。ホップの種類なのか、工程なのか、素人にはわかりませんけども。

とても聞き取りに苦労する英語で話しかけてくれる気さくなベトナム人スタッフが、近所に2件目が最近できたので良かったらそっちも行ってみて、と教えてくれました。が、ビールのクオリティー的には足が重い感じ。
次回以降訪れてみたいお店
- Furbrew
- Homie Brewhouse
- Container Craft Beer
- iBiero Craft Beer Station
- Travellers Tipple - Local Craft Beer
- Tony Vu Brewing