【備忘録レビュー】ホーチミンでクラフトビールが飲めるお店(ブリュワリー、タップルームまとめ)
東南アジア随一のクラフトビールメッカ、ホーチミンシティー。オススメです。
知る人ぞ知る、(少なくとも東南アジアの中では)クラフトビール天国?大国?なベトナム。
まだまだ比較的手頃な値段で、種類も多い印象。
中でもホーチミンシティーはアクセスのしやすさ、選択肢、クオリティーで首都ハノイを凌ぐ、というのが個人的な意見です。
まだまだ自分自身も開拓途中ではありますが、これまで訪れたクラフトビール店をざっくりまとめました。
- ペールエール系好みの自分の個人的感想・意見です。
- ざっくりと、個人的におすすめ度の高い順に並べています。
- 内容はあくまで自分が訪問した時点での情報です。
7 Bridges Craft Beer
7 Bridges はもともとベトナム中部のダナンで創業されたそうですが、ホイアン(ダナン)のほか、ホーチミン、ハノイ、Ninh Bình(ニンビン)にお店があり、さらに Bình Dương(ビンズオン)にも近くオープンするようです。
アジアのコンペで何度も受賞しており、アジアのクラフトビール界では評価の高いブリュワリーの一つのはず。
また、サステナブルを意識した、廃棄物削減やリサイクル素材の使用などに力を入れているのだとか。以前、ホイアンにあるお店を訪れた時に、石鹸などを売っているコーナーがあったのを覚えています。
ドンズー (Đông Du) 店
*2026年1月訪問
ハノイでもホイアンでも安定のクオリティーで自分の中で高評価のブリュワリーである「7 Bridges」、ホーチミンでは直営タップルームが2店舗あります。
こちらのドンズー店は2号店のようですが、佇まい的にはもはや旗艦店。
場所は超一等地といえる1区の中心地エリア、オペラハウスやドンコイ通りから数分の好立地にあります。
観光客賑わうエリアの角にどんと3階建て。ちょっとアンダーグラウンドチックなクラフトビールタップルームも多いなか、ここはハイエンドとアーティスティックのバランスが良い感じです。

訪れたのは午後の中途半端な時間でしたが、普通に1階はほぼ満席状態でした。さすが、立地を考えると納得です。

タップの種類も圧巻。30以上あるのかも?

1杯目は Independence Freedom Happiness というアメリカンペールエール。バランスが良くてさすがとしか言いようがない。

APAには、バーガーでしょう、ということでバーガーもオーダー。やや甘めのバンズは個人的には大好きなベクトルではないですが、ピクルス多めでパティーも美味しく、普通に満足できました。ここはなんでもしっかりしてますわ。

2杯目は、Imperial IPA。これも素晴らしい出来。ここの好きなクラフトビール聞かれたらこれ答えるかも。甘すぎないのがとくによい。

ここはクラフトビールやフードのクオリティーはもちろん、立地、内装、スペースすべてにおいて良い。Good。
ちなみに、2階部分はこんな感じ↓でした。窓際の眺め、良さそう。

レタントン (Lê Thánh Tôn) 店
*2026年1月訪問
こちらのお店は、日本人街として有名なレタントン通りにあり、ドンズー (Đông Du) 店とはまた少し周りの雰囲気が異なります。
特に夜になるとかなり賑わうエリアですが、逆に昼間だとけっこう人が少ないので狙い目だったりします。
自分は12時の開店直後くらいに訪れましたが、お店の前にテーブルすら出てない状態で、もちろん先客はおらず。
お店の作りとしては奥に長いレイアウトで、2階もあるみたいです。

こちらが一番手前にあるカウンター。

7 Bridgesはメニュー(デザイン)もオサレ。

1杯目は、Light Hazy IPA の SON TRA HAZE。まさしく名前の通りライトなHazyで、あっさり爽快で日中の1杯目として良き。

ピザを全面的に推しているようだったので、ワンスライス試しに注文。
ニューヨークスタイルの薄生地で普通にうまい。値段はたしか1スライス600円くらいだったと思います。

2杯目は、Hai Van Haze というHazy IPA。アジアのビール大会でも受賞歴があるようです。もちろん十分美味しいんですが、あえて言わせてもらえるとするとフィニッシュの余韻がもう少し洗練されておればなおよし。ややアルコールの感じが強めに残っていました。

1階の奥にはまた別のカウンターがあり、タップはここに揃っているようでした。

この店舗では、2〜5pmがハッピーアワーということで、確か30%OFF。狙い目です。
夜はこちらの写真↓の通り、レタントンエリアは大変混雑します。

Heart of Darkness Craft Brewery
*直近では2026年1月訪問
Heart of Darkness は、東南アジアのタップルームでも時々樽を見かけるくらいなので、かなり有名なはず。2016年創業、ホーチミン、いやベトナム発のクラフトビールの定番あるいは代表格といっても良いブリュワリーかもしれません。
お店はレタントン周辺から徒歩すぐ、非常にアクセスしやすい場所にあります。
2階建てで屋外スペースもけっこうありますが、夜は時間帯によっては仕事終わりのグループや観光客で満員になっていることが多いです。

店内は 7 Bridges とはまたベクトルが異なり、欧米向け、という表現が適切かわかりませんが、そんな感じ。

クラフトビールは確か常時20種類前後あったと思います。

ここは過去にも何度か訪れたことがあり、IPA系中心に複数飲んだことがありますが、ハートオブダークネスのビールはどれも完成度が高く、美味しいです。個人的にクオリティーでは、ベトナムトップクラス。種類も多いし味もしっかりしていてブレというかハズレが少ない印象。安定感があります。


サービス面では、悪意はないのかもしれませんが少し軽く(適当に)接するスタッフにあたる時があるのが少しマイナス。あと次のグラスやたら聞いてくるところも個人的にはあまり好きではない。けど、ちゃんとしているスタッフもいるので、運次第かも。
ということで、クラフトビールとしては非常におすすめ。ただ、特に夜は混んでいることが多いのと、サービス面は良くも悪くもさっぱりしている印象です。
ここでフードを頼んだことがほとんどないのですが、アメリカンなフードが色々あって、次トライしてみたいところ。
East West Brewing Co.
*直近では2026年1月訪問
店内に醸造タンク(ブリューハウス)がある、大箱系ブリュワリータップルーム。
場所はベンタイン市場から徒歩数分と、好立地。ベンタイン市場で少し食べてから食後のビールなんかもいいかもしれません。
外から見た感じはブリュワリーって感じにはあまり見えません。

が、中は2フロア分の高さがあり、開放感はかなりのもの。(↓の写真は入り口の反対側から撮ったものです。)

店内奥に置かれてある醸造タンクも迫力があります。

ソファー席もあったりと、店内の雰囲気ではここがホーチミンで一番好きかも。
↓はカウンターエリア。この左側に、少しですが屋外(テラス)エリアもあります。

看板ビールのひとつ?の East West IPA をオーダー。ややフィニッシュに苦味が残って居座る感じがするものの、悪くはないです。

このEAST WEST、以前はホーチミンに行く度に好んで来てましたが、最近は少し相対的に評価が自分の中では下がり気味。というのも、ビールのクオリティーで言うと Heart of Darkness や 7 Bridges に軍配があがりますし、サービスもスタッフによりけりでややそっけなく感じることも。
とはいえ、空間としての完成度、エアコンの効いた屋内エリアが広いこと、BGMの低音が良いこと、そしてトイレが綺麗なことは十分評価できる点で、立地もいいので、クラフトビールラバーは時間があればぜひ立ち寄ることをオススメします。
EAST WEST のクラフトビールも、たまに東南アジアのタップルーム(シェムリアップとか)で見ます。
Pasteur Street Brewing Co.
パスツール・ストリート・ブルーイングは、ベトナムにおけるアメリカ式の本格的なクラフトビールの先駆者的なブリュワリーかもしれません。
2014か2015年くらいからなので、先駆けと言っても過言ではないはず。日本でいう、「よなよなエールのヤッホーブルーイング」的な立ち位置でしょうか。
店舗展開は(クラフトビールでは)圧倒的にベトナムいちで、ホーチミンだけでもたぶん10店舗近くあるはずです。ハノイにも複数店舗があります。
本店(1号店)
名前の由来にもなっている、Pasteur Street 沿いの店舗です。場所は文句なしの好ロケーション、特に1区の歴史的な観光名所を歩いてまわった後などにさくっと寄れる場所です。
通り沿いは掛け看板がそっとあるだけで、気をつけないと通り過ぎてしまうレベル。

細い路地を進むと右手にお店が見えてきます。が、1階は駐車場的な。

2階部分がこのように↓なっているのと、あとそこそこ広めの屋上があります。

クラフトビールのタップメニューは下の写真の通り、全12種類でした。

とりあえず Pasteur Street のフラッグシップ、Jasmine IPAを。過去に何度も飲んでいますが。

暑い日中の1杯目にはとても美味しい1杯です。
自分はほぼいつも Jasmine IPA -> Double Jasmine IPA という流れです。
Double Jasmine IPA も、完成度高く美味しいですよ。ややフィニッシュの甘めがしっかりめではありますが。
あと、BGM(音楽)も良いですね。選曲というかプレイリスト的には個人的にホーチミンで一番好き。
レタントン店
こちらの店舗は、レタントンエリア、7 Bridges のほぼ斜め向かい。
ここは夜は本当に繁盛しています。周りに飲食店やホテルが多いのもあるのでしょう。レタントンはいちおう日本人街ですが、このお店はアジア系以外に欧米の方もけっこうたくさんいる印象。

クラフトビールは確か下の写真の12種類。

自分は頼んだことはありませんが、フードもそこそこ充実。

ここは2階席もありますが、個人的にはやはり1階で通りや周辺の賑わいを見ながら飲むのが好みです。

Khói Craft & Brew
*2026年1月訪問
こちらはタンソンニャット国際空港近くで、1区の中心地からはやや距離があります。
近くに泊まっていたり、近所のレストランで食事するなど以外では、少しアクセスしにくいロケーション。
お店自体の場所も少しわかりにくく、細い小道を入ったところにあり、いわば住宅街的な。

中は屋外エリアにテーブルがいくつかあって、ほとんど地元のひとでした。あまり観光客が来るようなお店ではなさそうです。

クラフトビールは全部で10タップ。うちIPAが5種類と、意外や意外。

1杯目は Jasmine IPA をオーダー。パスツールストリートのと名前同じだけど、スタッフに確認したところここで作っている、とは言っていました。
マイクロブリュワリーとしては味は悪くないですが、完成度的にはやはりどめいんストリートの Jasmine IPA の方がやや上かなーという感想です。しっかり苦くてあと甘い。苦さは良きでした。

ここはフードもそこそこあって、値段もそこまで高くはなかった印象です。地元の人たち(ほかのお客さんたち)はたくさん頼んでシェアしてワイワイしていました。

肉系が欲しかったのですが、どれもがっつり量がありそうだったので、とりあえず魚を注文。以外にこれも普通に一匹丸々でなかなか多かった。ザ冷凍モノという魚でしたが、身はふっくらしていて、きゅうり多めでライムと塩たっぷりで普通に美味しかったです。

2杯目は Double IPA を注文。こちらは、1杯目の Jasmine IPA の僻みと甘みをそれぞれ1.5倍にした感じ。不満はないし、ぜんぜん普通に美味しく飲めますが、完成度が高いというほどではないですかね。

ベトナムだと他にも素晴らしいブリュワリーが複数あるので比較すると見劣りしますが、例えばマレーシアとかだと普通に選択肢に入る感じではあります。
トイレをお借りする時に、お店の中に入りましたが、まあお世辞にも綺麗とは言い難い感じでした。基本、タップとキッチンとして利用している感じで、飲食自体はもっぱら野外テーブルで、というお店のようです。

ここは、さくっと寄れるようであれば試しに訪れてもいいと思います。フードを頼む場合は複数人の方がシェアできて良さそう。