【備忘録レビュー】クアラルンプールでクラフトビールを飲めるお店(タップルーム & バー)

マレーシアはローカルのクラフトビールは種類も味もイマイチで、インポートメインになります。

【備忘録レビュー】クアラルンプールでクラフトビールを飲めるお店(タップルーム & バー)

クラフトビールのレビュー記事、今回はマレーシアの首都クアラルンプール、通称KLです。

マレーシアはイスラム教徒が多数を占める国ということでクラフトビールはもとよりビール自体どこでも気軽に飲める感じではないですし、税金の関係で値段も多少高め。全体的にブリュワリーも乏しくインポートが多めです。

*自分が実際に訪問した時点での情報です。(お店自体がなくなっていたり、メニューが変わっている可能性あり。)

Tap Room KL

(インターネットの情報によると)2023年に新しくマレーシア発のクラフトビールブランドとして立ち上がった「PaperKite」のメインタップルーム。

イケてるレストランがいくつかあるBamboo Hillsという、緑多めのオシャレエリアに入っています。

ということでこのTap Room KLもめちゃくちゃオシャレで空間として出来上がってる感あり。

中はけっこう広く、自分たちが訪れたのは週末だったので奥では(マレーシアあるあるの)バースデーパーティーも開催されてました。

ビールの醸造プロセスの展示などもあって、すべてがオシャレ。

こちら↓はPIZZA DUOというピザコーナー的なもの。持ち帰りもできるみたいでした。

ビールのメニューは4種類のみとタップルームにしては少なめ。まあPaperKite自体が新しいブリュワリーということでここは今後の展開に期待したいところです。

とりあえず4種類全部を楽しめる「PaperKite Flight」をオーダー。

グラスは小さめで、55リンギットでした。Pale Aleはそこそこ良かったですが、あとはまあ普通ですかね。IPAも悪くはないですが、もう少し頑張って完成度をさらに上げてほしいところ。

こちら↓はMoonlight Pestoというスパゲッティ。チキンカツが入っており、繊細な味ではないもののビールと合う感じ。ジェノベーゼもなかなか良かったですが、スパゲッティ自体のコシがもう少し欲しいかな。

こちらはマルゲリータ。トマトは酸味少なめの甘め系ではありましたが、生地含めて美味しかったです。

イタリアン系のフードは価格もそこまで高い感じではなく、お店の雰囲気など考えるとなかなか良心的とも言えるほど。イタリアン以外のフュージョン系は食べてないのでわかりませんが、メニューを見た限りあまり魅力的なものはなかったです。

Pale Aleと迷いましたが、IPAのグラスを1つ追加でオーダー。

週末ということもあってか家族やグループがほとんどでおひとり様はほぼいませんでしたが、カウンターもなかなかオシャレです。

あとここのお店の特徴は、クラフトビールだけではなくカクテルのタップもあること。

お手頃、早い、味が均一、などがウリのようで、これは女子会などグループにはありがたいメニューかもしれませんね。

外の空間もなかなか良き。ただ少し派手な造花があったのだけは空間にマッチしてないように感じましたが。

Tap Room KL、空間としての完成度と雰囲気、キャパは非常に魅力的。フードもそこそこいけますし、クラフトビールやカクテルを飲みながらみんなでワイワイ楽しくできるお店だと思います。

尚、土曜のランチどきに行きましたが、ほぼ満席くらい繁盛していたので、予約(Googleマップのリンクからできるっぽい)していくか、少し時間をずらす or 平日を狙うなどした方が良さそうです。

Taps Beer Bar

ブキビンタンエリアにある夜の繁華街エリア「チャンカット」にあるお店。繁華街から少しだけ離れた場所にはありますが、ジャラン・アローからも歩いて数分です。

BLACK Market(ブラックマーケット)というレストランバーみたいなお店と隣り合わせです。

店内は奥までテーブルが結構あって広め。ただ、カウンター席は限られています。

タップのクラフトビールのメニューがこちら↓。ブリュワリーや国も書いてくれているのでわかりやすい。

日本の常陸野ネストビールのクラフトビールもいくつか置いてあって、あとはホーチミンのHeart Of Darknessのビールも複数あり。

ボトルものもけっこうな種類があります↓。

噂によるとこのTaps Beer Barはマレーシアのクラフトビールブランド「PaperKite」の創業者が共同オーナーらしいです。

ただPaperKiteのビールはBrown Aleというのが1種類あるのみで、それ以外にマレーシアのローカルビールはなし。とりあえず1杯目はそのPaperKiteのBrown Aleを注文。

悪くはなかったですが、苦味が目立っている印象を受けました。お値段は32リンギットなのでおよそ1,000円。

フードもピザやパスタ、バイト系などビールに合いそうなものはあります。

パスタは以前隣のBLACK Marketで食べたことがあり、その時結構味が濃かった記憶があったので(キッチンは別なのかもしれませんが)ここではピザを注文。

あまりトマトらしさはないマルゲリータで、まずまずといったところ。

2杯目はHeart Of Darknessと迷いましたが、久しく飲んでなかったのでたまにはと思いBREWDOGのPUNK IPAを。

一口目はああこの味、という懐かしさがありましたが、やっぱり個人的にはさほど美味とは感じないなーと再確認。まあ悪くはないですが。

Googleマップのレビューをみると週末はバンド演奏があるみたいです(音が大きいとか書かれていましたが)。

ここは15時から空いているようなので、少し早めの時間から飲める点は良いですね。

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TAKUMI Craft Bar

こちらもTapsグループのお店、ということで上で紹介したTaps Beer Barの系列店。

場所はブキビンタン(Bukit Bintang)駅すぐ、Lot 10の地下1階にあります。

Lot 10にはドンキホーテやISETANが入っており、このTAKUMI Craft BarがあるものISETANの地下なので、いわば「デパ地下」にあたります。

さすがデパ地下の一角ということで雰囲気はGood。

ショッピングがてらサクッと飲んで帰る、みたいな使い方ができる立地です。

常時数種類のクラフトビールをタップで提供しているようで、自分が訪れた時はスコットランドのBREWDOGとホーチミンのHeart Of DarkessのIPAなどがありました。そのほか日によっては日本の常陸野ネストビールもあり、ここら辺はTapsグループなので基本他店と同じラインナップ。

3種類(150ml)のフライトで50リンギットだったのでそちらを注文。BREWDOGのELVIS JUICE、Heart Of DarknessのDream Sensations、BREWDOGのPUNK IPAというIPA x3。

TAKUMI Craft Bar自体ではフードの提供は行なっていませんが、デパ地下の他のお店で買ったものを持ち込むことができます。(なんでもOKで、ラーメンでもOKらしいです。)

自分は途中でビーフコロッケと焼き鳥を購入してみました。まあ日本のデパ地下の惣菜系と比較すると味はぜんぜんですが。

最後にHeart Of DarknessのHazy IPAをグラスで注文。30リンギット。

ここは昼ごろからオープンしているのと、アクセスがいいこと、そしてデパ地下でフードを買って持ち込めるのが良い点。あとスタッフもとても親切です。

ただ、クラフトビール自体はややありきたりのものばかりなので味を求めて来るというより、気軽に寄れるお店、という感じでしょうか。

尚、TAKUMI Craft Barはこのブキビンタンのほか、Mid Valley(のISETAN内)にもお店があります。

(番外編) Brussels Beer Cafe KL

*クラフトビールというよりベルギービールのジャンルです。

前述の「Taps Beer Bar」からも歩いていける、ベルギービールのお店。

執筆時点ではGoogleマップ↓での場所が間違っており、正確には「Menara Hap Seng」というオフィスビルの1階にあります。なのでGoogleマップを頼りにせず、Burger King Menara Hap SengやStarbucks Menara Hap Sengで検索しましょう。

屋外の写真を撮るのを忘れましたが、屋根ありのテラス席的なテーブルもいくつかあります。

店内はパブって感じ。

店名の通り、ヒューガルデン(Hoegaarden)やレフ(Leffe)などのベルギービールが手頃な値段でたくさん飲めます。確か20時くらいまでハッピーアワーで少し割引あり。

ヒューガルデンのホワイトを注文。グラスがめちゃデカくて重い。

これで確か30リンギットしなかったので、お酒やや高めのマレーシアでは重宝するのではないでしょうか。

チキンウィングを頼みましたが、こちらはやや微妙でした。

エリア的にチャンカットのようにガヤガヤしておらず静かなエリアということで、ゆっくり落ち着いて飲めるお店です。

駅から近くないのでGrabなど使った方がいいでしょう。

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