【宿泊レビュー】クラウンプラザ クアラルンプール シティ センター
KLCCにできた新しいホテルで、このクラスのホテルの中だとそこそこ有力候補ではないでしょうか。
クラウンプラザ クアラルンプール シティ センター(クラウンプラザ KLCC)は、2024年1月にできたクアラルンプール初のクラウンプラザ(IHGブランド)ホテルです。
朝食ビュッフェGood、そこそこ高級感あり、かつクラブラウンジも備わっており、正直インターコンチネンタル クアラルンプールよりもこちらの方がオススメ。
KLのIHGホテルはこれで全て宿泊しましたが、個人的にはこちらのクラウンプラザが暫定トップ。
ロケーション
クアラルンプールの中でもKLCCと呼ばれる中心エリアにあり、ペトロナスツインタワーへも徒歩で5〜10分程度。
最寄りの駅はKLCC駅になりますが、スーツケースなど大きな荷物があると駅から徒歩は少し辛いかもしれません。(クアラルンプールはあまり歩行者向けの舗装がされておらず歩きにくいので。)
お隣はイビス KLCCがあり、インターコンチネンタルKLも通りは違えど距離的には近いです。
クアラルンプール国際空港(KLIA)からだと車で1時間ちょっとくらいでしょうか。
近くにショッピングモールなどがなく、飲食店がやや少ないのが強いて言えばマイナス面ではありますが、Grabを使ってどこへでも簡単に行けます。
下の写真の真ん中の建物がホテルです。
ロビー、客室
ロビーはそこまで広くはありませんが、スタッフは皆さん丁寧親切でした。
ロビー階奥にはRhymBaというラウンジ&バーがあります。
ちなみにこの建物、11階くらいまではレジデンスになっており、ゲストルームフロアは14階から。
客室
今回は22階の「King Premium」というお部屋にアサインいただきました。
44平米ということでめちゃくちゃ広いということはありませんが、全然十分。
バスルームにはブラインドがついています。
バスタブとシャワールームが離れているタイプですが、バスタブもトイレもTOTOだったのでそこはGood。
シャワーは水圧が普通くらいでしたが、温度含めて問題はなし。
ベッドサイドにはUSB充電口もちゃんとありました。
水は500mlのペットボトル2本でしたが、ターンダウンサービスがあり、そこでベッドサイドにも追加で置いてくれていました。
やはりバスルーム含め大理石だと雰囲気が出ますね。
部屋からの眺めはイマイチでしたが、まあそれは仕方なし。
ホテルWi-Fi
無料のホテルWi-Fiはレイテンシーが非常によく、速度もそこそこ。
朝食
朝食は13階の「Merchants」でビュッフェ形式。6:30から10:30までです。
中はスタイリッシュでテーブルの配置などもごちゃごちゃしておらず、非常によかったです。
海外で時折目にするKOMBUCHAというものをここで初めて飲んでみました。飲むまで知りませんでしたが、昆布ぜんぜん関係ないんですね。
寿司らしきものがありましたが、どうも韓国風っぽかったです。
食器はライトグリーンで統一されており、鮮やか。
シリアルいろいろ。
パンコーナー。菓子パン系もこの裏にありました。
エッグステーション。オムレツを作ってもらいましたが美味しかったです。
ホットフード諸々。
ヌードルもリクエストすれば作ってくれます。味も悪くなかったです。
綺麗にディスプレイされたヨーグルトやらグラノーラやらフルーツ。フルーツの種類はあまり多くはなかったですが。
中華系。お粥もこの横にありました。
こちらはママック(インド系)コーナー。
個人的には種類も味もなかなか良く、朝食に関しては圧倒的にインターコンチネンタルよりこちらの方が上。
ただ中はエアコンがかなり効いており寒いくらいだったので、上着持参が良さそうです。
ラウンジ
クラブラウンジは31階。正午から夜10時まで利用可能。
朝食やアフタヌーンティーはなく、午後のリフレッシュメント利用と、あとはイブニングカクテルがメインとなります。
中は縦長で窓側にテーブルが配置されています。
クッキーとピクルス程度の軽食。
そしてドリンクです。
31階ということで見晴らしはなかなか良かったです。
イブニングカクテル
17:30から19:30はアルコールとフィンガーフードが提供されるイブニングカクテルの時間です。
ビールまたはワイン、そしてカクテルもお願いすれば作ってくれます。
フィンガーフード含め、クオリティーはインターコンチネンタルKLのラウンジよりこちらの方が上でしょう。
もちろんより高級ブランドホテルのラウンジと比較すると目劣りする部分はありますが、そもそも同列で比較するものでもないので。
ホテルのランク、そして宿泊費を考えるとこのラウンジのクオリティーは悪くないと個人的には感じました。
クラブラウンジは(IHGメンバー特典として年間ラウンジメンバーシップを持っておれば別ですが)予約時にラウンジアクセスのある客室タイプを選ぶ必要があります。ここはイブニングカクテルメインになるので、そこを考慮して検討しましょう。
プール & ジム
プールとジムはともに最上階の33階にあります。
プールはインフィニティーっぽくなってはいますが、目の前にドンとイビスKCCの看板があるのが少し残念なところ。あと広さもそこまで大きくはありません。
ホテルの客室数にしてはビーチチェアなどもあまり多くはない印象です。
プールエリアのコーナーにガラス張りのちょっとしたスペースがありました。ガラスがけっこう汚れていましたが、33階から地上まで見えるので足がすくみます。でもなぜこのスペースを作ろうと思ったんでしょうか。
周りに同程度かそれ以上の高さの建物があるので一部視界をブロックされますが、33階からの眺めは悪くないです。
ジムもさほど大きくはないですが、眺めは良さそうでした。
ひとこと
KLCCエリアは中級〜高級ホテルがたくさんあり、選択肢が豊富ではありますが、記事の冒頭で述べたとおりIHG系でいえば今のところ個人的にこのクラウンプラザがトップかな、と。
朝食のクオリティーはぜひこのまま維持して欲しいところです。
今回は週末(土日)の1泊で、宿泊費は550リンギットほど。日本円で18,000円程度。
立地はそこそこ良いけどめっちゃ良いわけではないのと、あとプールなどの施設はやや小規模ではあるので、そこは他のホテルと比較すると劣る部分かもしれません。
朝食についてはこのクラスのホテルの中だとマシな方なんじゃないかと思います。
余談ですが、ホテルの駐車場はチェックアウトの時に処理をしてもらえるので無料です。