【宿泊レビュー】クラウン プラザ マニラ ガレリア
マニラの主要エリアのホテルに比べるとコスパが良く、ビジネスはもちろん、レジャーでも他エリアへの移動が苦でなければ十分選択肢に入るホテル。

クラウン プラザ マニラ ガレリア(Crowne Plaza Manila Galleria)は、フィリピンの首都マニラにあるIHG系のホテルで、ビジネス・金融で知られるオルティガス地区にあります。
観光客に人気のマカティやマラテ、BGCなどからは少し離れたエリアではあるものの、距離的にそこまで遠いわけではないですし、ホテルの真隣がショッピングモールになっているなど、滞在という意味では比較的便利な場所と言えます。
同程度のグレードのホテル、同じ広さの部屋でもマカティなどと比べると価格はいくぶん手頃なので、観光はそこそこでOKなコスパ重視、あるいはビジネスユースでは選択肢としてオススメできます。
今回はこちらに3泊しました。
立地とエリア
ビジネス地区オルティガスの中でもオルティガス・アベニューに面した場所に位置しており、隣のロビンソンズ・ギャレリア・モールと直結しています。
なお、隣には同じIHG系ホテルである「ホリデイ イン マニラ ギャレリア」があります。
マニラの中ではまあそこそこ歩きやすいエリアだとは思いますが、それでも区画が大きいですし、歩いてうろうろするような立地ではなく、あくまで徒歩圏内は隣のショッピングモールと近くのコンビニ、そしてATMや飲食店数件くらいが関の山です。


ちなみに直結のロビンソンズ・ギャレリア・モールはとても充実していながらも、デカすぎて疲れるということはないちょうど良いサイズのショッピングモール。ホテルの4階から直接アクセスできるほか、ホテルのエントランス出て地上からでもアクセスは簡単です。

ニノイ・アキノ国際空港(MNL)からはGrabで30分ほど。400ペソいかないくらいでした。意外と空港からのアクセスがよく、嬉しい誤算でした。
なお、マカティへはGrabで30〜40分程度。渋滞が酷い時間帯だともう少しかかります。
チェックイン、客室
ロビー自体はそこまで広くはないものの、クラウンプラザに期待したいくらいの上品感はあり。
ただ、フロントスタッフのレベルは人によりけりといった印象を受けました。

フロントから階段を少し上がると中二階のようなエリアにちょっとした休息スペースと、スターバックスのコーヒーを提供するAgenda Caféがあります。

客室
IHGのダイヤモンドメンバーということで、今回はありがたいことに「コーナースイート」にアップグレードしていただきました。
そしてこの部屋、IHG公式サイトによると78平米と、ひとり滞在には勿体なさすぎるほど広々でした。
まず部屋を入るとこの通り↓、ちょっとしたリビング的な。

反対側からの写真がこちら。

結局一度も使わなかったのですが、入ってすぐ左側にトイレあり。

で、窓際を進んでいくと、左側(リビングエリアとベッドルームの間)にバスルームがあります。

レイアウトという意味では正直もう少し上手くできたような気はしますが、スペースとしては広々としており、浴槽もあります。

ただ、少し残念な点としてはシャワーの水温がそこまで上がらなかったこと。たぶん38℃くらい。日本人としてはもう少しだけ暖かいシャワーがよかった。

ベッドルームがこちら。

ベッドサイズも十分です。

エアコンもしっかり効いており、騒音なども気にならず、基本的に快適に滞在できて満足でした。
ホテルWi-Fi
ホテルの無料Wi-Fiは肝心のダウンロードの速度がやや遅めではあったものの、個人的な利用の範囲内では特に大きな問題はなし。

外出している時間がけっこう多く、そこまで長時間ホテルのWi-Fiを使っていたわけではないですが、ちゃんと安定していたように思います。
ホテルの外では毎度のごとく旅行eSIMでインターネットを利用していました。

クラブラウンジ
クラウンプラザ クラブラウンジはホテルの19階(最上階のはず)にあります。

中はクラウンプラザカラーで統一されており、席数自体はそこまで多くはないものの、ゆったりとしたレイアウト。


ここのクラブラウンジはテーブルのほとんどが窓側になっており、なかなか良い景観を楽しむことができます。

クラブラウンジの朝食
朝食は基本軽食ブュッフェのみでアラカルトのオーダーはエッグ系のみのようでした。
ビュッフェといっても種類はそこまで多くはなく、クオリティーも正直まあそこそこといったレベル。


クラウンプラザなので、こんなもんでしょう。カプチーノはもう少し頑張って欲しかったですが。

あと、スクランブルエッグはかなりオイリーだったのですが、シェフが量を入れ間違えたのかな?

こちら↓は2日目に取ったもので、この日はSUSHIに挑戦。酢飯ではぜんぜんなかったですが、ま、こんなもんでしょう。

なぜか初日だけオレンジを切って搾りたてオレンジジュースを作れるコーナーがあり、自分でやるのは面倒そうだったのでスタッフに1杯お願いしたら、若干めんどそうな顔をされましたがちゃんと作ってくれて、当たり前ですが100%なので美味しかったです。

クラブラウンジのイブニングカクテル
イブニングカクテルの軽食も朝食同様そこまでフードのクオリティーが高いわけではないので期待値を上げすぎないことが大事です。


正直これといって美味しいと感じるものはなかったですが、まあ高級ブランドホテルでもないので、文句は言えません。

朝食
一般の朝食会場はホテル3階にある「Seven Corners」で、ビュッフェ形式です。

決して狭いわけではないですが、時間帯によってはやや混雑していたように思います。どこでも言えることですが、早い時間帯が狙い目。

内容としては至って一般的と言えば一般的。特にこれといって珍しいものやユニークなもの/セクションはなかったように思います。







正直、個人的にそこまでフィリピン料理が好きだったり口に合うというわけではなく、朝食に満足できたかと聞かれるとYesとは言いにくい部分はありますが、そもそもフィリピン自体(日本、タイ、ベトナムのように)そこまで食文化が発達しているわけではないと自分は理解しているので、想定の範囲内です。
プール
ホテルの5階部分にスイミングプールがありますが、ちょっと期待外れな印象。プール自体がやや小さめ、かついびつな形というのもありますが、なんか空間としてパッとしない、地味な感じがします。

クアラルンプールでもこんなプールのホテルあったような。
なんかもう少しフロアを綺麗に見せるよう工夫するとか、ヤシの木を植えるとか、なんかやりようありそうなもんですが。

ビジネスエリアなので周りにビルが多いというのは仕方ないことではありますが、ちょっとこちらのプールは映えません。
ひとこと
マカティなどいわゆるマニラ中心地での滞在に飽きた、あるいはいろんなエリアにGrabでちょくちょく行ければそれでいい、といったような場合やビジネスユースではけっこうアリなホテルだと思います。値段が良心的なので。
渋滞が酷いとどこへいくにもそこそこ時間がかかってしまいますが、まあそれがマニラ。
今度はお隣のホリデイ インにも泊まってみたいな、と。