【宿泊レビュー】ダブルツリー by ヒルトン プトラジャヤ レイクサイド
プールが全部で3種類、かつウォータースライダーもあるホテルということで、子連れにもってこい。朝食はやや残念でしたが、価格的にはコスパがいいと言えるでしょう。
ダブルツリー by ヒルトン プトラジャヤ レイクサイドはクアラルンプールのプトラジャヤエリアに2021年10月にオープンした、比較的新しいホテルです。
このホテルを選んだ理由は子供用のプールが良さそうだったから。(細部は別として)見た目はそこそこ立派ですし、広々としている点は気に入りました。ただ、朝食はイマイチだったかな、と。
基本的には子連れのファミリーをメインのターゲットにした、手頃にリゾート気分を味わえるホテル、という印象です。
場所とアクセス
プトラジャヤはクアラルンプール中心地とKLIA(クアラルンプール国際空港)のだいたい真ん中ほどに位置するエリアで、マレーシアの行政新首都として開発中の連邦管轄領 (by ウィキペディア)。
だだっ広い広野にでかい道と立派な橋、でかい行政の建物がバンバンと建っている感じで、かなりスケールの大きさを感じることができる地区です。ただ(平日は行政関係で働いている人がいるとは思いますが)休日だと歩いている人をほとんど見ませんでした。そんなに栄えているエリアではないです。
ホテルはプトラジャヤ湖(なんと人口湖らしい)のほとりにあり、周りは湖以外ほぼ何もありません。
車があれば20分から30分走らせれば行けるところはあるかと思いますが、車がない場合は基本的にホテル内で過ごす前提の方がいいでしょう。
市内から空港に行く途中にあるということで、帰国便の直前で宿泊する、という作戦もアリかもしれません。
アクセス時間
車 / タクシーの場合
クアラルンプールの中心地からだと30分くらい。混んでいたらもう少しかかるかもしれません。Grabだと40リンギット前後かと思います。
KLIA(空港)からだとそれより少し短く、20分程度だと思います。
電車の場合
一番近い駅は「プトラジャヤ & サイバージャヤ駅」(Putrajaya & Cyberjaya Station: Googleマップ)で、空港からKLIAトランジット(空港とクアラルンプール中心地をつなぐライン)で乗り換えなしで着きます。ただし、直通特急のKLIAエクスプレスだと停車しないので注意が必要です。
KLIAトランジットでKLIAから約20分でプトラジャヤ & サイバージャヤ駅、そこからタクシーで10分くらいでホテルまで着くはずです。
ただ、KLIAからGrabを使ってもそこまで高くないはずなので、個人的にはタクシーを使った方が楽だと思います。
ホテル外での食事の選択肢
近場ではマリンスポーツ(といってもたぶん名ばかり?)以外、ほぼ何もないので徒歩で行くところはないもないと思います。
Grabで10分か15分ほど行けば「Ayer@8」というところにレストランがいくつか集まってますが、それくらいです。Ayer@8もレイクサイドで歩けるようになっていたので、夕食&涼みにいく、などはありかもしれません。
ホテルの敷地や雰囲気
ほぼ全ての人が車(タクシー含む)で到着すると思いますが、地下1階が入り口になっています。ここから中に入り、エレベーターでロビーのある地上階に上がります。
敷地は↓のようにWing 1、Wing 2、Wing 3、Wing 5という4つの建物からなっています。
Googleマップ > 写真 > ゲスト提供から実際の写真はいくらでも見れると思いますが、とりあえず建物の基調は↓のような茶色?とホワイトをベースとしたなかなか珍しい作り。
↓がいちおうレイクサイドのプールエリア。木の感じとかは良いんですが、レイクは別に綺麗でもよく見えるわけでもなく、普通です。レイクサイド感には期待しない方がいいです。
広々として、南国感あり。
巨大チェスもあります。ただ、メンテナンス度合いなどは気にしてはいけません。使えればOKレベル。
チェスの他にも、ボードゲームの貸し出しや電動の乗り物の貸し出しなんかもありました(ただし有料だったかと)。
また、キッズクラブ&ゲームルームという、少し小さめですが遊べる部屋があり、土日は(有料ですが)子供が遊べる & 見ててくれるサービスもあります。子連れにはなかなか嬉しいサービス。
チェックイン & 部屋
チェックインはデスクが3つほどしかなく、自分が到着した時はうち2つしかスタッフがおらず、若干待ちました。
(自分はなんちゃってヒルトンゴールド会員で、会員専用のデスクもありましたが、それを含めて合計3つなので、混雑するとけっこう待つかもしれません。)
チェックイン完了後はダブルツリー by ヒルトンお決まりのウェルカムクッキーをもらって、軽くプールや部屋への行き方を伝えていただきました。
自分の場合はWing 5の角部屋でしたが、そこまで広くもなく、狭くもなくという印象でした。(写真取り忘れましたが、Googleマップの写真にたくさんあります。)
ちなみにWing 5がスライダープールや朝食会場に一番近いです。
シャワーも水圧、温度ともに問題なし。良い意味でも悪い意味でも部屋で特に気になったところはありませんでした。ザ・普通。
プールやウォータースライダー
プールは敷地内に全部で3つあります。
- スプラッシュプール(ウォータースライダーがある)
- レイクサイドプール
- ルーフトッププール
最後のルーフトッププールだけ大人専用で子供利用不可。
スプラッシュプール
めちゃくちゃ広いわけではないですが、小学校低学年程度までであれば十分遊べるレベル。
ウォータースライダーは子供専用、大人は使えません。幼稚園年長〜小学校低学年くらいには程よい大きさではないでしょうか。
Wing 5の上から見た写真がこちら↓。テント屋根のあるところもあるので日差しを少しは防げます。
プール入り口に受付があり、プール用タオルも貸してくれます。
確かお昼に1時間程度の休憩があり、その間は使えません。
レイクサイドプール
一般的なインフィニティープール的な作りで、正面が湖になっています。ただ景色を楽しむ要素はほとんどないです。
大人も子供もOK。湖の逆側には赤ちゃん用の超浅い水遊びエリアもあって、ここ一辺はなかなか雰囲気がよく、チェアもたくさんあって快適です。
2種類のプールがあるのは子供はもちろん大人も飽きにくいので良いですね。
ルーフトッププール
ロビーがある建物の上にあって大人専用。
こちらももちろんタオルの貸し出しあり。
クアラルンプール中心地のホテルとは異なり、周りに高いビルがほぼないのは景観としては気持ちいいですね。
朝食
マレーシアのダブルツリー by ヒルトンはどこも朝食はマカンキッチン(makan kitchen)。makanはマレー語でeat(食べる)の意味です。
そしてどこでも中の作りはけっこう似ていて、マレーシア料理、インド料理、中華というコーナーが設けられていることが多いです。
ダブルツリー by ヒルトン プトラジャヤ レイクサイドもそうなっていました。
中は広々としていて、席もそこそこの数があり、もちろんテラス席もあります。
とりあえず見栄えというか、見た目はとても綺麗で、整っています。
が、実際の味は大したことないです。
もちろんビジネスホテルなどと比べると種類も豊富ですが、意外と見かけ倒し的な印象。とはいえ自分はマレーシア料理もインド料理もそこまで好んで食べる人間ではないので、食べたものといえばオムレツ、中華料理、麺類くらいですが、どれもさほどでした。
いろんな国の料理をちょっとずつ、あとパンとシリアルとフルーツがあればOK、という人は特に不満はないのかもしれませんが、あまり味に期待しない方が良いような気がします。
あと、非常に残念だったのが、グラス類がかなり汚れていたこと。少しの汚れや数個だけなら特に気にしませんが、どれを取ってみても水垢のようなものがかなり付いていたので、食洗機の問題のような気がします。グラスがそうということは、多分食器類全てそうだったんだと思います。
途中で欧米系のマネージャーらしき人がスタッフに指導したり会話していたので、グラスの汚れについて言うと、「確かに汚れているので、すべて洗い直す」といってくれました。
ひとこと
立地的にもがっつりとしたリゾートホテルではないので、2泊くらいがちょうどいいんではないでしょうか。
比較的小さい子供がいる場合は、十分楽しめるホテルだと思います。
自分が今回泊まった料金はこちら↓
2泊で税・サービス料含め724リンギットなので、1泊当たり日本円で11,000円程度でした(1リンギット = 30円換算)。
子供は6歳、添い寝だと追加料金もなし。ウェルカムクッキーは3人分くれました。(かなり甘めのクッキーなのでそんなにいらないんですが。)
なんちゃってゴールド会員で朝食無料なのが大きいですが、この価格なら全然アリ寄りのアリです。
一点、残念だったのは、朝の比較的早い時間から、落ち葉を清掃する清掃員のブロワーの音がけっこうしっかり部屋まで聞こえたこと。落ち葉をブロワーで清掃するのはマレーシアではよく見かけますが、ガソリン使ってすべきことなのか、と個人的にはいつも思っています。
近場の観光地
ピンクモスク(正式名称: プトラモスク)はホテルから車で15分程度だったかと思います。
外観もとても綺麗で、続いている道や橋、モスク前の広場もスケールが大きく意外と良かったです。
時間の関係で中には入りませんでしたが、中もかなり綺麗みたいで、ホテル近くの観光地としてはオススメできます。