【宿泊レビュー】ホリデイ イン バンコク スクンビット
決して新しいモダンなホテルではないですが、ある程度手頃な値段で立地重視なら選択肢になり得るホテル。
ホリデイ イン バンコク スクンビット(Holiday Inn Bangkok Sukhumvit)は、タイのバンコク中心部にあるIHG系の中級ホテル。
*ホリデイ・インはここ以外にもバンコク内にいくつかあるので混同しないようにご注意ください。
徒歩という意味ではBTSの駅からは少しだけ距離がありますが、立地的にはかなり便利なロケーションで、また、ホリデイ・イン ブランドのホテルとしては非常に珍しくクラブラウンジがあるのも特徴です。
今回はバンコク経由でホアヒンへ行く旅程の中で、行きと帰り1泊ずつ、計2泊しました。
ロケーション、アクセス
ホテルはスクンビットの中でも中心地と言えるアソーク - プロンポンエリアの、スクンビット通りとSoi 22のコーナーという大変便利な場所にあります。
最寄りのBTSの駅はプロンポン(Phrom Phong)ですが、歩くと少しだけ距離があります。ぜんぜん歩けない距離ではないですが、天候が悪かったりスーツケースなどあると少し面倒かもしれません。
したがって空港からのアクセスはGrabやタクシーなど車の方が便利かも。ここら辺のエリアはかなり混雑しますが、スワンナプーム、ドンムアンどちらの空港からもある程度スムーズにいくと車でだいたい40分くらいでしょうか。
チェックイン、客室
スクンビット通り沿い、ソイ22沿い、それぞれにエントランスがあります。下の写真はソイ22側。
荷物などは1階で受け取ってもらって、そのままエレベーターに乗ってロビーのある9階へ。
(到着時、1階に傘が干してあったので、傘の貸し出しがあるみたいです。)
ロビーフロアは至ってシンプル。チェックインもスムーズでした。英語を話していても文末に「カー(ップ)」と付けるタイ人、いいですね。
客室
今回は両日とも「Premium City View (1 King Bed)」のお部屋だったと思います。(Standardで予約しましたが、IHGダイヤモンドエリートメンバーで1ランクアップグレードだったはず。)
到着は夜だったので写真が暗めですが、コーナールームだったのもあり、サイズ的には必要十分。
建物自体はけっこう古そうな感じでしたが、部屋はカーペットの汚れなど以外はそこまで気になるところはなかったように思います。とはいえ綺麗でモダン、という感じでもないですが。
隅にワークデスクもあり。
デスク上ではフードやドリンクががっつり紹介されていました。
セパレートではないももも、バスタブあり。ただ、シャワーとセットになっているタイプなのでやや使いづらいです。
シャワーに関しては、1泊目に泊まった部屋では水圧が弱く残念な感じでしたが、2泊目の部屋はまったく問題なかったので当たり外れがあるようです。
ソイ22側の眺め。
スクンビット通り側の眺め。
客室フロアの廊下はこんな感じ。
無料のホテルWiFi
ホテルのフリーWiFiは爆速とまではいかないまでも、通常のインターネット利用であれば快適といえるレベルで問題なしでした。
朝食
朝食はロビーフロアのひとつ下、8階にあるジータカフェ(ZETA CAFÉ)でビュッフェ形式。
円卓テーブルなんかもあり、奥に長いレイアウトです。
ホリデイ・インということで朝食はまったく期待していませんでしたが、全体的にそこまで悪くはなかった印象です。
パンコーナー。そういえば蜂の巣形式?ではちみつが提供されていたのは1泊目だけでした。
パンのお隣はチーズ、フルーツ、サラダコーナー。ギリギリ許容範囲内といった品揃え。
ホットフードやヌードルステーション。
意外とタイ料理の王道的なメニューが少なかったのでそこが少し残念。
ちょこっと日本食コーナーがあり、寿司(といってもかっぱ巻きやお新香巻きなど)と納豆、そして味噌汁がありました。納豆と味噌汁は普通に良かったですが、海苔があれば尚更良かったな、と。
点心コーナー。こちらの点心は非常にしょぼかったです。
エッグコーナーで作ってもらったダブルサニーサイドアップとヌードルコーナーの麺。
クラブラウンジ(エグゼクティブラウンジ)
冒頭でも書いた通り、ここはホリデイ・インブランドのホテルとしては珍しく、クラブラウンジ(エグゼクティブラウンジ)があります。
ただこのラウンジサービスは若干ややこしく、ラウンジ自体はロビー階にある「Lounge Nine(L9)」がそれにあたり、そこでは
- 11:00 - 20:00: コーヒー、お茶、ソフトドリンク提供
- 14:30 - 16:30: アフタヌーンティー提供
を利用できます。
そのほかに、
- 18:00 - 20:00: ハッピーアワードリンク、カナッペ(いわばイブニングカクテル)
が最上階の29階の「MAYA」というレストラン&バーで提供されます。*MAYAは北インド料理をメインとした料理を提供するレストランだそうです。
イブニングカクテル at MAYA
今回は時間の都合上イブニングカクテルタイムのみ利用。
失礼ながらホリデイ・インのラウンジということでシンプルなスペースにちょこっと、というものを想像してましたが、中はなかなかシックで大人の空間といった様子。
さほど景色が良いというわけではないですが、いろいろ重厚感が感じられます。
カナッペのメニューはさほど多くはないですが、まあ仕方なし。
冷凍系の揚げ物類。
ケーキ系スイーツ。
ちょっとしたBite系、サラダ、奥は確かハム類でした。
飲み物はメニューをいただけますが、カクテルなどはメニューに載っていないものでも頼めば作ってくれました。尚、フルーツジュース系はかなり甘いようなので避けた方がいいかもです。
フードもドリンクも味についてそこまで、といったところではありますが、スタッフの方はとても親切でしっかり仕事をされていました。
その他の施設
プール
8階のジータカフェの横というか外にはプールがあります。午前中だけだと思いますが、奥の方でインストラクター付きで水中エクササイズのクラスがレッスンをやっていました。
インフィニティーでもないですし見た目はほどほどのプールですが、この立地でこのクラスのホテルでは健闘している方じゃないでしょうか。
ジム
ジムもプールと同じ8階、ジータカフェの奥にあります。
Lounge Nine (L9)
ロビーの奥のスペースにあるラウンジ。意外と思ったよりオシャレでテーブルなどもゆったり配置されています。
ラウンジ特典付きゲストはここで通常11:00 - 20:00にドリンクの提供を受けることができます。
ひとこと
このエリアというか立地で、そこそこ良心的な価格帯の中級ホテルという意味では貴重な選択肢なのかもしれません。
建物自体の年季がやや気になったり、水回りに不安定さがありそうですが、それ以外は無難。
ビジネスマン&ビジネスウーマンの利用もそこそこあるようだったので、どちらかというと家族で、というよりは出張者向けの要素が強いかも。
余談ですが、ホテルの真隣には Kush House というマリファナのお店がありましたよ。