【宿泊レビュー】ホリデーイン リゾート バナナバ ホアヒン
子連れにはかなりコスパの良い、海の見える中級リゾートホテル。
ホリデーイン バナナバ ホアヒン(Holiday Inn Resort Vana Nava Hua Hin)は、タイのバンコクから南西およそ200km、ホアヒンにあるファミリー向けお手頃リゾートホテルです。
ホアヒンはタイ王室の避暑地として知られており、タイで最も古いビーチリゾートのひとつ。海鮮も名物でシーフードレストランがたくさんあります。
このホリデーインの最大の目玉はなんといってもホテルの目の前にある「Vana Nava Water Jungle」というウォーターパーク。ホテル宿泊者はこちらのウォーターパークに無料で入ることができます。
*尚、ここではホテルにフォーカスした内容をまとめ、ウォーターパークについては以下の別記事にまとめています。
【体験レビュー】ヴァナ ナヴァ ウォータージャングル ホアヒン
このほかにもキッズクラブやゲームルームがあり、子連れ家族にとても優しいホテルです。
今回はタイがちょうど雨季に入った直後の5月の下旬に訪れ、3泊しました。
ロケーションとアクセス
バンコクからホアヒンまで
バンコクからホアヒンまでの移動手段は大きく分けて、
- バス
- 鉄道
- タクシー(ハイヤー含む)
の3つ。今回我が家は迷ったあげく、往復ともに一番費用はかかりますが速くて楽なハイヤーをチョイス。時間がもったいなかったので。だいたい片道3時間半程度です。
なお、利用したのは Hua Hin Cab という会社。時間通り(というかだいぶ予定時刻より前に)ホテルにピックアップに来てくれましたし、行きはトヨタのセダン、帰りは確かSUVのFortunerだったと思いますが、車も綺麗で快適でした。
特にバンコクへ戻る日はホアヒンで出発直前に豪雨があり、道路が冠水するレベルだったのでSUVでほんとラッキーでした。
また、バンコクからホアヒンへ行く途中ではタイガーワールドに寄ることもできたので、まあハイヤーにして正解だったかな、と。
鉄道がもう少し使いやすくて速かったらいいんですけどね。
ホアヒン中心地からホテル
ホアヒン中心地からホテルへ向かったり、あるいはホテルからホアヒン中心地に外出する場合ですが、場所にもよりますが道が混んでなければだいたい15分くらいかと。
自分たちが宿泊した時は何度かGrabを使って外出しましたが、問題なくつかまりました。
無料のシャトルバスサービス
本数は少なく予約必須ですが、ホテルのシャトルバス(ハイエース)もあります。途中インターコンチネンタルにもとまるルートですが、予約客がいなければそのままClock Tower(中心地)まで行ってくれます。
ホテル周辺
ホテルの周辺はウォーターパークと鉄道の駅(Nong Kae駅)以外本当に何もありません。徒歩で行けるレストランやコンビニなどもほとんどなく、確か20分くらいあればあったかも?程度です。(しかも夜は真っ暗なので徒歩は厳しそう。)
チェックイン、客室
ホテルのエントランスに着くとクジラがお出迎え。
エレベーターでロビーフロア(8階部分)に向かいます。
ロビー
ロビーフロアは海側が高いガラス張りになっていて眺め & 雰囲気よし。
2018年オープンということですが、まだまだ綺麗。
チェックイン時に受け取ったRFID式のリストバンド型ルームキーとトークン(コイン)。トークンはロビーフロアにあるゲームルームで遊ぶ時に使えます。
フロントの奥は「Thaley Cafe」というカフェスペースになっていて、ドリンクやケーキ、パンなどの軽食のほかアイスクリームなども売っています。外には喫煙スペースもありました。
客室
今回は「スタンダード オーシャンビュー」に宿泊。
キングベッドルームで広さは39平米との記載。小学校低学年の子どもx1の3人家族なのでこれで十分でした。
セパレートではなかったですが、シャワールームも広め。
ベランダからのオーシャンビューも良き。風が気持ちいいです。
他は至って普通のホリデーインレベルといいましょうか。
ただ雨季に入っていたからか、エアコンをしっかりつけないとかなり湿気臭かったです。実は最初にアサインいただいた部屋の湿気臭さがきつかったので部屋を変えてもらったのですが、それでも少しマシになった程度で完全になくなりはしなかったので、もしかしたらかなり高確率でこの問題がある部屋があるかもしれません。
ちなみに客室フロアは壁に魚の絵が描かれています。
そうそう、あとこのホテルはエレベーターがやや遅いのが難点。
インフィニティープール
個人的にこのホテルで特に気に入ったのが26階にあるこのホライゾンインフィニティープール。
派手な感じはないんですが、シンプルさとこのちゃんと水面と海がつながって水平線に消えていく感じがいいです。
ただ、なかなかに風が強く、水に濡れた後だとけっこう寒く感じるのが難点ではあります。
テーブルにはQRコードが貼り付けられていて、ドリンクやフードのメニューをスマホで見ることができます。(プールバーという名前らしいがバーらしきものは見当たりませんでした。)
自分はこのプールサイドで3日連続ランチにガパオライス(豚)を注文。1日目が一番美味しくて3日目が一番微妙と日による差が顕著でしたが。
プールの利用可能時間は7:00 - 19:00。
朝食
朝食は7階の「Plamong Restaurant」でビュッフェです。ここはかなり席数が多く、また高い窓から海側を眺められるので気持ち良い空間です。
一般的な東南アジアのホリデーインよりは多少クオリティーは高いかもしれません。が、まあ値段相応くらいの期待値設定がいいでしょう。どれも味はほどほど、といったところ。
意外にもトムヤムクンやパッタイ、ソムタムなどザ・タイ料理はなく、グリーンカレーや炒め物が多かった印象。味噌汁はありました。
ジュースはフレッシュと書いてるものもありましたが、絞りたてではありません。
ヌードルステーションで作ってもらったやつ。味はまあ普通。
2日目にあった海鮮の炒め物。海すぐそこですが(原価コントロールされているのでしょう)シーフードメニューはかなり少なめです。
あと点心もありましたが、やや微妙でした。
フードのクオリティー自体は全体的に至って普通ですが、レストランの空間はとても気に入りました。
ゲームルーム
ロビーフロアの一角にある、誘惑するかのような色を放つゲームルームのエントランス。
エアホッケーやビリヤード、テーブルフットボールなどあり(写真撮り忘れましたが)、ボードゲームも色々あるみたいでした。
そのほかテレビゲームやドライビングゲームも。これらはチェックインの時にもらったトークン(コイン)が必要で、一回で15分程度遊べます。
このゲームルームは小学校高学年以上のキッズ向け、といったところでしょうか。
キッズクラブ
小学校低学年以下のキッズや幼児向けには5階にキッズクラブが用意されています。ちなみに上のゲームルームもこちらのキッズクラブもスタッフ常駐。
体を動かす系のプレイグラウンドから、
お絵描きやおままごと系、
そして奥にはテレビとゲームコンソール(ニンテンドースイッチ)がありました。
清掃タイムが設けられていたり、一人1時間までというような制限が書かれてましたが、実際は普通にずっと遊べる感じではありました。(雨季で少し宿泊客が少なかったからかもしれません。)
利用は無料、時間は9:00 - 18:00です。
VANA NAVA SKY(バー) - スカイデック
最上階の27階にある「Vana Nava Sky」というバー。
写真撮り忘れましたが外にも少し席があり、一部ガラス張りの恐怖体験ができるコーナーもあります。残念ながら自分たちが訪れた時はがっつり雨が降ったあとで屋外エリアはクローズとなっていました。
有名なバーデザイナーが手がけた内装出そうで、縦長で広さはありませんが、そこそこスタイリッシュ。
カクテルは正直イマイチでした。
ここは夕方5時オープンで深夜0時まで。子供は夜10時までは親同伴で入ることができるようです。
ひとこと
ロビーやレストランは天井が高くて窓が多く、眺め良し。屋外は風が気持ち良いホテル。
ウォーターパークやゲームルーム、キッズクラブで子供はがっつり遊べますし、インフィニティープールで家族くつろげるということでなかなか総合評価高め。
今回は雨季ということで比較的すいていたのも良かったです。そこまで雨で悩まされることもありませんでしたし。
朝食のクオリティーも欲を言えばいろいろありますが、普通に宿泊費を考えるとコスパは高い方だと思います。
強いて言えばエレベーターをもう少し改善してほしいくらい。
余談ですがホテルの隣に「VEHHA HUA HIN」というサービスアパートメント?のようなものが絶賛建設中で、ホテルの25階がセールスギャラリーになっていました。
ホテルの周りも少しずつ開発されていくんでしょうか。