【宿泊レビュー】インターコンチネンタル グランド スタンフォード 香港
比較的良心的な値段で泊まれるインターコンチネンタルホテル。朝食に重きを置かなければ悪くない選択肢かもしれません。
インターコンチネンタル グランド スタンフォード 香港は、ビクトリアハーバーのウォーターフロントに面した好立地にある5つ星ホテルです。
物価高めの香港、そしてインターコンチネンタルブランドにも関わらず、そこまで宿泊費が高額でなかったので、今回家族で2泊滞在しました。
部屋自体は狭めですがここは香港なのでもう仕方ないとして、1981年開業とは思えないほどメンテナンスはしっかり行き届いていると感じました。建物や内装といったハードやデザインも良かったのですが、朝食がイマイチかな、という印象です。
今回クラブラウンジも存分に利用させてもらいましたが、クオリティーはさほど、といったところ。香港の物価を考えればコスパは良い方と言えるのかもしれませんが、クラブラウンジについても料理はもう少し本腰を入れて改善して欲しいところ。
立地とホテル周辺
九龍半島側の尖沙咀(チムサーチョイ)エリア東部に位置し、ちょうど目の前がビクトリアハーバーになっています。
香港島で探している、あるいは駅から徒歩5分以内、といった制限でなければ十分良い立地。
ただ、最寄り駅の尖沙咀駅(Tsim Sha Tsui)から歩いて20分ほどかかるので、めちゃくちゃ近いわけではないです。(East Tsim Sha Tsui駅もさほど距離は変わりません。)タクシー使うと申し訳ないような微妙な距離なので、歩くのが難しい場合はややここが難点になりそうです。
逆に歩くのが苦でなければ、ビクトリアハーバー沿いを歩いてフェリー乗り場まで行けるのでいい散歩になりますし、何よりここら辺は景色が良いです。
湾に沿って大きな道路が走ってますが、歩道橋がいくつかあるのでウォーターフロントへのアクセスは問題なし。
チェックイン、客室
建物、およびエントランスは「ちゃんとしたホテル」といった感じ。
ロビーは2階まで天井が吹き抜けになっており、開放感のある空間が広がっています。また、12月中頃だったのでクリスマスツリーもありました。
サイズ的にはそこまで広々としたロビーではないものの、高級感はしっかりと演出されています。
客室
IHGダイヤモンドメンバーということで、18階の「クラシックルーム キング ハイフロア シティービュー」のお部屋にアサインいただきました。
尚、このホテルでは17階と18階がクラブラウンジアクセスのあるゲストフロアとなっています。
部屋は広いわけではないものの、メンテナンスがしっかりされていて、不便ない間取り。(マレーシアの新築IHG系ホテルの部屋よりよっぽどしっかりしています。)
12月の香港はやや肌寒かったですが、暖房もしっかり入って、とても快適でした。
水回りも大理石で重厚感あり。そして冬は特にバスタブがとても嬉しい。ただ、便座は冷たかったです。TOTOのウォシュレット入れて欲しい。
ベッドもなかなか快適でしっかり眠れました。
我が家はデフォルトのものを使いましたが、枕は色々種類があって選べるみたいです。
部屋については不満な点は特になく、満足でした。
シティービューはこんな感じ。もちろんハーバービューの方が断然きれいでしょうが、我が家はこういうところは一切気にしないので全然これでOK。
余談ですが、18階へはエレベーターではアクセスできず、17回からちょっとした階段を上る必要があります。なんでこんなつくりにしたのか...
クラブラウンジ(クラブインターコンチネンタル)
クラブラウンジは地下1階に移動したようで、窓が一切ないため眺望は皆無ですが、落ち着いた空間。
ここのクラブラウンジはイブニングカクテル含め子供も可。服装はスマートカジュアル推奨。
窓がないのが結構残念ではありますが、まあ仕方ないですね。
日本人の宿泊客も多いのでしょう、日本人スタッフが一人おられました。
朝食
クラブラウンジでの朝食は一部ビュッフェスタイルのものと、アラカルトでメニューからもオーダーすることができます。
ビュッフェのフードはやや期待外れ。
特にホットフードはけっこう「冷凍そのまま揚げました」的なものが多い印象。
パンとチーズ類はそこそこ良かったように思います。
こちらがアラカルトでオーダーした「Hong Kong Noodles」。麺とスープはまあ悪くなかったですが、Shrimp wontonがかなり微妙でした。
そしてこちらが点心(Dim Sum)。Har Gaoは大好きなので期待してたんですが、大した味ではなかったです。Har Gao以外も全部イマイチ。
こちらはお粥(Congee)。これが一番マシだったかな。少し味は濃いめでしたが。
デザートにパンケーキ。まあ普通。備え付けのベリーが良かった。
デザートはパンケーキのほか、ワッフルとフレンチトーストもありました。(頼んでないですが。)
アラカルトのメニューはあとエッグ系がいろいろあります。もちろんエッグベネディクトも。(頼んでないですが。)
正直クラブラウンジの朝食については辛口の評価をせざるを得ないかな、というところ。香港のインターコンチネンタルなので雲呑麺や点心はしっかり合格点を出してくれると思っていましたが。。(REGENTに泊まれ、ということでしょうか。)
アフタヌーンティー
クラブラウンジのアフタヌーンティーも朝食同様、少し期待はずれ。
もともとそこまで甘いものが好きな方ではないですが、食べたいと思えるものはほとんどなかったです。もちろんいくつかいただきましたが、そこまで洗練されている味ではないです。
あとカプチーノもなんかそこまででした。んー、なぜなのか。
イブニングカクテル
朝食やアフタヌーンティーとうってかわってクラブラウンジのイブニングカクテルは連日とても混雑していました。
飲み物はこちら↓の写真にあるものプラス、シャンパン。やはりシャンパンが圧倒的に出ていたように思いますが、銘柄は見忘れました。
ビールはコロナと青島。
フードはそこそこイケる品もありましたが、全体的には可もなく不可もなく平凡といった感じ。
まあそれでも気に入った数品だけ狙って取れますし、子供も大丈夫だったのでイブニングカクテルは毎晩利用させてもらい、とても助かりました。
朝食ビュッフェ
今回の滞在では空いていて落ち着いて食べられるクラブラウンジの朝食を全日利用しましたが、一般の朝食ビュッフェの様子も少し覗かせてもらいました。
場所はロビーの真上、中2階にある「カフェ オン M」。
一回しか拝見していませんが、かなり混んでいた印象があります。そこまで広い空間ではないところにけっこうテーブルを並べているのもあるのかもしれません。
ビュッフェとしては種類は非常に多いように思いました。
ただ、こちらの朝食もどうもパッとしない印象。そそるようなものがほとんどなかったです。(ここら辺は見た感じの感覚なのでなかなか説明が難しい。)
このホテルは(専門レストラン以外は)料理がイマイチなような気がします。ただ、値段相応といえばそうなのかも。
その他の施設やサービス
プール
プールは18階のクラブラウンジゲストフロアの一画にあります。
冬でも温水で泳げるようになっていました。あまり大きいプールではないですが。あと形がいびつ。
ジム(フィットネスセンター)
ジムはプールの隣です。確か2箇所に別れていますが、そこまで広いジムではないです。
Tiffany's New York Bar
こちらはロビーフロアに位置し、1920年代のニューヨークを彷彿とさせる雰囲気の中で、300種類以上のウィスキーやシグネチャーカクテル、クラフトビール、シャンパンなど、多彩なドリンクを楽しめるクラシックバー。
チェックイン時にフリードリンク券をもらったので一度寄ってみましたが、フリードリンク券で飲めるドリンクはかなり限られていました。まあ無料ですから、文句は言えません。
それでもインテリアなどは非常に圧巻で、雰囲気は抜群です。
Googleマップでもかなり評価が高く、時間があれば訪れる価値あり。
シャトルバスサービス
ホテルのシャトルバスサービスは
- チムサーチョイ(Tsim Sha Tsui)エリア行き
- 九龍湾(Kowloon Bay)および観塘(Kwun Tong)行き
の2種類があるそうです。(我が家は一度も使わず。)
詳しくは以下の写真か、写真内のQRコードからアクセスできるこちらのPDFをご参照ください。(日本語あり)