【宿泊レビュー】インターコンチネンタル クアラルンプール
インターコンチネンタル基準でここってそんなに良いのか専門家の意見を聞きたい。
インターコンチネンタル クアラルンプールはマレーシアの首都クアラルンプールにある5つ星ホテル、というのは名ばかりの4つ星レベル程度のホテルというのが個人的な意見です。
とはいえかなりお手頃価格で泊まれるので、値段相応といえばそうかもしれません。
巷のブログやレビューを見ると結構評価が高いのが個人的には意外。朝食に限っては自分がマレー料理やインド料理があまり好きではないので、それもあるかもしれません。(ベトナム料理やタイ料理は好みますが。)
今回はここに家族で週末ホテルステイということで1泊。クラブラウンジも少し利用しましたが、んー... といったところ。
辛口レビューとして誰かの参考になれば幸いです。
ロケーション
立地はこのホテル唯一の長所、と言えるかもしれません。とはいえ10/10みたいな申し分ない、というほどではないです。
ペトロナスツインタワーまで歩いて15分ほど。めっちゃ近くはないですが歩ける距離。ただ、クアラルンプールは本当に歩道がダメダメ(舗装面も設計としても)ですし、でかい建物がボンボンと立ってるだけで、歩いていて楽しい、みたいな感覚はありません。段差多い、臭い、無駄に迂回が必要、などなど注意する点も多く歩行者には決して優しくありません。
ツインタワーの手前にはISETANとSuria KLCCという巨大ショッピングモールがあり、そのまた手前にはフォーシーズンズが入っている建物がありこれもちょっとしたモール、その向かいにもモールと、お店や飲食店はたくさんあります。
空港から
タクシー(ハイヤー or Grab)
KLIAからは車でだいたい1時間弱。Grabだと料金でいうと70〜80リンギットくらいかと。
KL Express
KLIAからKL Expressを使ってKL Sentralまでいき、そこからGombak行きのLRTに乗って、Ampang Parkまで行って徒歩でホテルまで行けます。
ただドアツードアの所要時間はたぶんタクシーよりかかりますし、KL SentralやAmpang Parkで荷物持ちながら歩かないといけないことを考えると、空港からタクシーの方が無難な気がします。
チェックインから客室
自家用車で着いたのですが、ドアマン(インド人)がまったく仕事をしてませんでした。インターコンチネンタルという名に恥じる非常に残念なホスピタリティー。
ロビーは重厚感があり、空間的には悪くないです。この時は旧正月前ということで飾りも色々ありました。
自分はIHGのなんちゃってダイヤモンド会員(そこまでヘビーユーザーではないのに棚ぼたでなぜか上級会員)なので26階のクラブラウンジでチェックインをしてくれました。まあ飲み物を出してくれるだけで、時間的には(混んでなければ)1階のフロントの方が早いんでしょうけどね、たぶん。
余談ですが、今回はどノーマルの一番安い部屋をIHGアプリから直予約しましたが、アップグレードはあったもののクラブルームではないのでラウンジアクセスはデフォルトではなし。ただ、ラウンジ年間メンバーシップという特典を持っていたため今回ラウンジも利用できました。(ラウンジについては後のセクションにて。)
客室
一番安い「King Classic Room」を予約しましたが、たぶん「Super King Classic Room」というお部屋にちょっとだけアップグレードしてくれたようです。たぶん。とりあえず角部屋でした。
広さは十分でそこはGood。落ち着きもあります。
バスルームはこのようにガラス張りで寝室が見えるようになっています。もちろんカーテンはあります。
シャワーはたまに温度が少し不安定になることがありましたが、概ね良好。めちゃくちゃ強いわけではないですが水圧もマシな方です。
ただ、試しに湯船の方にお湯を張ってみたら、水が薄く汚れているのが目で見てわかるレベルでした。下の写真ではなかなかわかりにくいかもしれませんが。
シャワーもこれと同じ水が出ていると思っておきましょう。
ま、クアラルンプールに数年住んでいる自分としては、予想通りというかここのインフラなんてこんなレベルですよ、いう感想しかないです。
ミニバー、クローゼット、ティーセットなどは平凡。
全体的に老朽化の足音は聞こえているものの、メンテナンスはそこそこ頑張っていそうな印象を受けました。
アサインされた部屋からの景色は微妙でしたね。まあ全然いいんですが。
クラブラウンジ
クラブラウンジ(クラブインターコンチネンタル)は26階にあります。エントランスには水槽も。
ここ、雰囲気は良いです。広さも結構あり、下の写真ではわかりにくいと思いますが、左奥に階段があって、上のフロアも少しあります。種類の異なるテーブルやチェアがちょうどいい感覚で配置されており、夜もいい感じでした。
クラブラウンジでの朝食
*1階「Serena Brasserie」でのビュッフェは次のセクションで紹介します。
クラブインターコンチネンタルでの朝食、利用可能時間は7時から11時。
総じてまあ普通というか、一般的ですかね。
なんか別にこれといって美味しいものや気に入ったものはありませんでした。
アラカルトとドリンクのメニューがこちら↓。
マレーシアでは料理には一切期待していないので、個人的にはこんなもんかな、といった感想です。
フードのクオリティーでは圧倒的にホーチミンのインターコンチネンタルサイゴンのクラブラウンジの方が良かったです。
アフタヌーンティー
*14時半から16時半
みんな大好きアフタヌーンティー、自分は甘いものそこまで好きではないので滅多なことがない限り頼みません。今回も頼まなかったので写真なしです。
代わりにここのインターコンチネンタルのクラブラウンジで良かったドリンク第一位のフレッシュアップルジュースの写真をどうぞ。本当にリンゴを絞っただけのような味と見た目で、これは良かった。分離してても最後まで美味しかったです。
ちなみにたまたまかもしれませんが、自分がアフタヌーンティーの時間に訪れた時は結構バタバタしていたのかスタッフが少なかったのか、席についても一向にメニューすら持ってきてもらえず。
イブニングカクテル
イブニングカクテル、26階のクラブラウンジは大人専用、子供連れは1階のOneSixFiveというラウンジ/レストランを利用できます。17時半から19時半まで。*13歳以上は26階でもOKのようです。
イブニングカクテルではジュース・アルコール、そして軽食が提供されます。
写真撮り忘れましたがトム・コリンズを頼んだら赤ワイン用のでかいグラスで大量に出てきて驚きました。
軽食のレベルはけっこう残念なので、決して期待しないように。(26階のクラブインターコンチネンタルの方はマシなのかもしれませんが。)
種類も非常に限られています。スイーツも洋菓子やケーキ系だけでフルーツなどはなし。
朝食
メインの朝食会場は1階の「Serena Brasserie」です。場所はフロントのすぐ隣。6時から10時半まで。
フレッシュじゃないジュースの数々。
パンは、マレーシアということで甘い系が多い印象。
本当に自分はマレーシア料理やインド料理が口に合わないし、いわゆるアメリカンブレックファストもそんなに好んで食べないので、ここのビュッフェはぜんぜん魅力に感じませんでした。ちょっと朝食にこだわった日本のビジホの方が4倍マシ。
下の写真の右側に見えるのは、そばです。一応少しだけなんちゃって日本食が置いてありました。
お粥ステーション。
ここはいつもかなり混雑するようで、テーブルの感覚は狭め。
サラダ。
フルーツ。ちょっとマレーシアにしては、そしてインターコンチネンタルにしては残念すぎるような気がします。
ヌードルステーションで作ってもらった麺。残念ながら麺が若干臭うやつでハズレ。
プール & ジム
プールは細部の手入れなどは色々残念なところが目につきますが、まあアウトドアという空間は頑張って演出しています。
周りに高層ビルが多いので日照りはやや悪めかもしれません。
ジム↓。
感想
今回は週末(土日)の1泊で総額500リンギット弱でした。日本円で15,000円ほど。
インターコンチネンタルで言うと格安な価格帯ですが、ここは自分的にはなんちゃってインターコンチネンタルかなーという印象。
とりあえず朝食のレベル、できればクラブラウンジの食事のレベルも上げて欲しいですが、マレーシアなのであまり期待せず値段相応と妥協するのが得策かもしれません。
水の品質もホテル側でどうこうなるレベルではないような気もしますし、他のホテルでも同じ程度かもです。
立地(といってもツインタワーに近いと言うだけ)、部屋の広さあたりはいいと思いますが、それ以外でなかなかここを選ぶ理由は見当たりません。ただやはりお手頃なのでそう言う意味では無難な選択肢と言えるのかもしれません。
クアラルンプールのホテルを知り尽くしている方がおれば、ここのインターコンチネンタルの総合評価を伺ってみたい。