【宿泊レビュー】クメール マンション ブティック ホテル in シェムリアップ

素晴らしいおもてなしを受けることができるアットホームで閑静なホテル。

【宿泊レビュー】クメール マンション ブティック ホテル in シェムリアップ
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2024年1月の宿泊記です。

クメール マンション ブティック ホテルはアンコールワットで知られるカンボジアのシェムリアップ中心地にある4つ星ホテルです。

ここのウリは大きさや豪華さではなく、高級五つ星ホテルに匹敵するサービスクメールホスピタリティー、とでもいいましょうか。それに加えて、立地も部屋も良かったです。

シェムリアップは外資系のホテルチェーンが少なく、立地やコスパを考えるとホテル選びがやや難しいとも言える都市。自分もここはあまり期待せずに予約してみたのですが、いい意味で見事期待を裏切ってくれた当たりホテルでした。

Googleマップでかなり評価が高いことも納得です。

今回はこちらに3泊しました。

ロケーションとアクセス

ホテルの場所はシェムリアップのパブストリートから徒歩数分

Googleマップでは入り口の場所がわかりにくいですが、大通りにあるセブンイレブンの角から一本入る必要があります。

パブストリートが結構近いものの、夜の騒音はそこまでひどくはなく、少なくとも自分は(あまり気にならない性というのもありますが)普通に快眠できました。廊下では少し音楽が聞こえはしますが、部屋に入ればあまり気にならないかな、と。

周りには飲食店やマッサージ屋さん、バーなどたくさんあり、いわゆる繁華街ですが、シェムリアップ自体が東南アジアの他の大都市ほど発展しているわけではないので、個人的にはちょうどいい塩梅、といった印象。

ということで立地的には非常に便利と言えます。ただ、ファミリーでゆっくり静かに過ごしたい、という方はもう少し北側、あるいは川を渡った南側でホテルを探した方が目的には沿っているかもしれません。

空港からのアクセス

2023年秋にオープンしたシェムリアップ新空港ですが、自分が到着した2024年1月の時点ではまだ結構ガラガラでした。まあ見方を変えればのんびりしてて良かったです。

時間があったので市内まではバスを利用片道$8、所要時間はだいたい1時間です。CDFという免税店にバスが到着するので、そこからはPassApp or Grab、あるいは荷物が多くなければ徒歩でもホテルまで行けます。自分は(スーツケースなしだったので)街並みを見ながら運動がてら歩きました。徒歩だとCDFからホテルまで30分弱くらいです。

エントランス、ロビー、客室

到着からチェックインまで

入り口は下の写真のように2つ横並びになっていて、向かって右側がホテルの入り口です。左は「セントラル スイート レジデンス」という別の宿泊施設。興味本位でスタッフに聞いてみたところ、オーナーは別だけど、親族とのことでした。

エントランスはとてもこぢんまりしているものの、緑もあり、ちょっとした趣きがあります。

ロビー↓。こちらもコンパクトですが、なんとなくシェムリアップな雰囲気を醸し出しています。写真の右側はちょっとしたダイニングスペースになっていました。

こちら↓はウェルカムドリンク。ココナッツとパイナップルのモクテルみたいな味で、とても美味しかったです。(右上におしぼりが置いてました。)

午前中、確か11時前でしたが部屋の準備ができているということで、ソファに座ってウェルカムドリンクをいただきながら、チェックイン。めちゃくちゃ丁寧に説明してくれました。やや聞き取りにくい英語でしたがまあ問題なし。

尚、ロビーのすぐ横はプールエリアがあり、朝食はプールサイドでいただきます。(頼めば部屋でもOK。)

客室

今回泊まったのは2階の一番奥の部屋です。

ホテルの規模からすると、予想してたより広いくらいで、一人だと十分。決して新しくはないですが、清潔感があります。

ちなみにスタッフが中まで入ってきて一つ一つ丁寧に(ミニバーとかまで)説明してくれるんですが、個人的には早くシャワーしてごろんとなりたかったので、途中でその通りに伝えて早めに切り上げてもらいました。ちょっと申し訳なかったけどあからさまな部分まで説明するのは少し過剰サービス、ですかね。もちろん悪気がないのは重々承知ですが。

ベランダからは下のプールが見えます。が、蚊が多いので基本使わず。

水回り↓。このバスルームを見たときはトイレとシャワー、洗面台が一体で「うわっ」と思ったのですが、思ったほど悪くはなかったです。

カーテンの反対側はシャワーで、固定式のシャワーヘッドひとつしかないのですが、これが思った以上にちゃんと使えました。温度も問題なしで、水圧も意外としっかりしてました。

シャワー後はフロアが濡れてしまうのがちょっと、、ですが、こればかりはしょうがないですし、基本裸足でバスマットを外に敷いておればそこまで気になりませんでした。

客室については、もちろん高級ホテルレベルのクオリティーではないですが、料金やホテルの規模を考えると全然悪くないというかむしろ予想より良かったです。

強いてマイナス点を挙げると、外に蚊が多いのと、コンセントがやや少ないこと、あとはルームキーが結構かさばるくらいでしょうか。(ルームキーはもちろんフロントに預けることができます。)

余談ですが、チェックインの際にこのようなクメール語の簡単な語句リストや、周りのおすすめのレストランリスト、週間天気予報(をプリントアウトしたもの)をいただけます。こういうちょっとした気配りは結構嬉しいですね。

ホテルWi-Fi

無料のホテルWiFiは快適な速度でまったく問題なし。滞在中は外に出ていることが多かったのでそこまでがっつりは使っていませんが、ホテル内はプールサイド含め基本どこでも繋がっていたと思います。

尚、いつものようにホテルの外ではプリペイドの旅行eSIMでインターネットを利用。eSIMDBで見つけたeSIM4Travelの10GBプランを今回はチョイス。2,000円弱と現地SIMと比較すると少し割高ではありますが、4日程度の短い滞在だともう利便性を優先してeSIM、という選択でした。

朝食

ここの朝食は、チェックイン時の説明だと前日にメニューから選んでプレオーダーしておく、ということでした。が、よくよく聞いてみると別に当日でも普通にオーダーできるけど作るのにちょっと時間がかかるかもしれない、というニュアンスでしたので、どっちでもいいみたいです。

メニューはオーダー後すぐにスタッフが持っていっちゃったので写真撮れずでしたが、ウェスタン、米系、麺系、ベジタリアンなど結構種類がありました。

で、どれも普通に美味しかった。同月に泊まったクアラルンプールのインターコンチネンタルの朝食ビュッフェより全然こっちの方がクオリティー高かったです。

正確にはビュッフェではないんですが、どうも追加で頼めそうな感じだったので実質食べ放題かもしれません。

1日目のエッグベネディクト。

2日目のクメール風ビーフヌードル。

3日目のお粥。(これだけ他の2品に比べると味のレベルが少し下でした。)

フルーツジュースは100%フレッシュではなかったですが、そこまで甘くなく、種類も4種類くらいあったと思います。あと必ずクッキーとフルーツのプレートは持ってきてくれます。もちろんコーヒー、紅茶もあります。

こちらの朝食は頼めば部屋でも食べることができますが、プールサイドでゆったりと食べる空間はとても良かったです。そしてスタッフの気遣いやサービスも文句なし。

もはや高級ホテルのラウンジでいただく朝食に感覚的には近いです。


ひとこと

このクメール マンション ブティック ホテルは宿泊客を名前で呼ぶルールがあるのでしょう、どのスタッフもちゃんと顔と名前を覚えてくれていて「ミスター〇〇」と会うごとに挨拶してくれます。

また、外からホテルに帰ってきた時はすかさず冷たいおしぼりとお水をスピーディーに出してくれるという高級ホテル顔負けのサービス。

もうこの2つの徹底だけで、Googleマップの評価が高いのが十分納得できます。

さらにここのサービスを挙げると、例えばプールサイドに行くと何も言わずとも下の写真のようにおつまみと水出し茶のようなティーセットが運ばれてきます。

あとは帰りの空港までのバスの予約もしてくれましたし、自転車のレンタルもここですることができました。

ここまで手厚いサービスを受けることができるのに、宿泊費はそんなに高くないです。(少なくとも執筆時点では。)

今回自分が支払った金額は、3泊朝食付きで30,226円。1泊あたり1万円です。

(ちなみにTrip.comで予約しました。)

子供がいる家族だと規模や部屋の広さ的に最適なホテルではないかもしれませんが、1人やカップルで中心地で探している方には十分おすすめできるホテルです。

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