メルボルンの交通系カードmykiのチャージ(トップアップ)をオンラインでする方法

メールアドレスの入力すら不要、アプリひとつでチャージができるお手軽トップアップ

メルボルンの交通系カードmykiのチャージ(トップアップ)をオンラインでする方法

myki マシンを使ってチャージする方法の解説記事は複数あったけど、意外とネットで(アプリ経由で)myki をチャージする解説記事は少なそうだったのでこちらに備忘録も兼ねて。

自分はメルボルンに1週間ほど旅行に行った際に実際にこのチャージ方法を試しました。

スマホなどでのタップ乗車に順次移行予定

参考情報というか重要なポイントとして、mykiという物理カードを必要とする現行のシステムから、クレジットカードやデビットカード、スマホ、スマートウォッチなどの「Tap-to-pay(タップで乗車)」 に対応する新しいシステムへの移行が予定されているようです。

2026年上旬から順次、ということで、物理カードが不要になるのも意外と早いかもしれませんね。

(この記事の執筆時点では、iPhoneの設定 > ウォレットとApple Pay > 支払い用カード > カードを追加 にはオーストラリアの myki は出てきません。)

myki とは

オーストラリアのビクトリア州で、公共交通機関を利用する際に使える便利なチャージ式のICカード(非接触型スマートカード)です。

日本でいう Suica、PASMO、ICOCA みたいなもの。

このカード1枚あれば、メルボルンの トラム(路面電車)、電車(鉄道)、バスすべてに乗ることができます。というか、カードなしでは乗れない場合がほとんどのようで、トラムの無料ゾーン以外で公共交通機関を使う予定の方にはほぼ必須と言えます。

購入方法

mykiは主要駅、券売機、コンビニ(例:7-Eleven)、一部の店舗やPTV窓口・オンラインなどで購入できるようです。

自分はSouthern Cross Stationの窓口で購入しました。

myki自体の価格はA$6です。(子供用は確か半額。)

注意点として、この金額はカード発行にかかる料金で、デポジットとして残高になるわけではありません。(別途、任意の金額をチャージする必要があります。)

オンラインでチャージする方法

*チャージは通常 top-up と呼ばれます。

ここからが本題。

myki のオンラインチャージに必要なのは、

  • myki
  • PTV(Public Transport Victoria)のモバイルアプリ
  • 決済カードやApple Payなど決済手段

です。

ちなみにPTVアプリではアカウント登録などは必要ないので、住所や電話番号はもちろんメールアドレスの入力すら不要で結構簡単です。

PTVアプリは、App Storeで「PTV」と検索すればヒットするかと。

*ここからはiPhoneを例に解説します。

PTVアプリのダウンロードが完了すれば、そのアプリを開きます。

画面下のメニューのひとつに「myki」があるのでそちらをタップ。

すると↓のような画面が表示されると思うので、そこの「myki top up」を選択します。

すると、NFCのカード読み取り(スキャン)画面がでるので、画面の指示に従って、iPhoneを myki の上におき、カード情報を読み取ります。

カード番号の入力が必要ないので、非常に便利ですね。

読み取りが正常に完了すると、その myki の情報がアプリ上に表示されるので、そこで「Top up」をタップします。

次に、チャージする金額と支払い方法を選択します。iPhoneの場合、選択できる支払い方法はApple Payまたはクレジット or デビットカード。チャージ金額はA$10がミニマムとなっていました。

自分の場合、Wiseカードでトライしてみたものの、なぜか決済が通らず、結局Apple Payに登録していたJAL Payのバーチャルカード(MasterCard)で外貨決済、という方法で支払いができました。

支払い(決済)が通れば、Successfully toppped up というメッセージが表示されるので、これでチャージは完了です。

クレカによっては決済が通らない可能性もあるかもしれませんが、Apple Payも使えますし、メールアドレスの入力すら必要ないのでお手軽。

mykiマシンを探したり、コンビニまで行って並ぶ必要もないので、個人的には一番楽な方法なんじゃないかと思いました。


参考までに、Transport Victoria のWebサイトからも、myki のトップアップができるみたいです。が、反映まで少し時間がかかったり、NFCによるカード読み取りもできないので、やはりアプリ経由がベターそうです。