【備忘録レビュー】ジャカルタでクラフトビールを飲めるお店(ブリュワリー & タップルームなど)
実際に足を運んだクラフトビールのお店を簡単な感想程度にまとめました。
- できる限りブリュワリー系あるいはタップルーム系を優先的にせめています。(ボトルや缶ものだけのバーはあまり好きではないため。)
- だいたいですが個人的におすすめ度の高い順に並べています。
- IPA好みの自分の感想です。(味の好き嫌いは人それぞれ。)
- 訪問時の情報をもとにしています。(お店自体がなくなっていたり、メニューが変わっている可能性あり。)
COFFEEBEERIAN
*2024年3 & 6月訪問
朝からクラフトビールが飲めるビールとコーヒーのお店。(実際朝のサイクリング帰りにビールを飲んで帰る常連の欧米のお客様もいるんだとか。)
場所はジャカルタ中心地エリアではあるものの、やや住宅地っぽい区画なので公共交通機関でのアクセスは難しそうです。
エントランスはクラフトビールのお店とは気づかない佇まい。
DIY感も漂うミニマルな店内。
ビールメニューも10種類前後、ですが一部は缶のものも。
土曜日の昼時に訪れた時は売り切れになっているものも結構あり、金曜入荷で金曜のうちになくなったものもあるとスタッフの方が言っていました。
スタッフの方は非常にフレンドリー。
TALL TALES(ダブルIPA)とKura Kura IPA(KK IPA)の2杯を堪能。どちらも十分美味しかった。
居心地がよく、常連の人も交えてスタッフの方と色々話していたら14時の閉店時間を過ぎてしまっていましたが、いいよいいよ、と言ってくれ恐縮でした。土日だけ14時から昼休憩で閉まるようなので少し注意が必要。平日は通し営業らしいです。
2024年6月追記:
今回も土曜日に伺いましたが、けっこうな種類が売り切れになっていたのでやはりタイミングによってはあまり選べない時も多そうです。
前回頼めなかったフードをオーダー。バクミーです。チキンは売り切れだったのでポーク。胡椒がしっかりと入ってオイリーな麺はそこそこ強めの味付けでビールと合います。普通にそこらへんのお店のバクミーより美味しかった。
次はクラフトビールはもちろん、コーヒーを飲みに来るのも良さそう。
Inglorious Basterds
*2023年9月 & 2024年9月訪問
正式名称はたぶん「Inglorious Basterds Craftbeer & BBQ」。個人的にはCOFFEEBEERIANと双璧をなすジャカルタクラフトビールのトップ2の一つ。
高級飲食店等が多いエリアで、COFFEEBEERIANからも近い。隣はいろ肉という日本式焼肉屋さん。お店は2階になるので理髪店?みたいなとこの階段を上がります。
中はかなり雰囲気作りに凝っている内装で、めちゃくちゃ良い感じです。ライブバンドの演奏などもやっていました。
ビールのメニューは10種類超。自前のクラフトビール数種類のほか、Island Brewingなどインドネシアの他のローカルのブリュワリーのものもいくつか。
フライトがあったのでIPAメインに4種類をチョイス。
さらに追加でPintを2杯ほど。ちょっと飲み過ぎました。
お店のロゴもコースターもカッコいい。
チキンウィングを頼んでみましたが、まあ味は普通かな。
ここは店内、ビールともにクオリティーが高く、ジャカルタを代表するクラフトビールタップルームと言えそうです。
2024年9月再訪
内装が少しだけ変わっていたり、奥の部分が拡張されていましたが、そのほかは店内で大きく変わって点はなし。
タップのクラフトビールは前回と結構変わっていた印象。
前回同様ペールエール系で4種類のフライトをチョイス。どれも甲乙つけ難い、良クオリティー。HipsterというHazy IPAはかなりホッピー。Island BrewingのSmall Hazyはホップそこまで強くないので口直しにちょうどよかった。
前回チキンウィングがあまりだったので、今回はChicken Stripsの方をオーダー。個人的にはこちらの方がGood。
最後にBlack Sand IPAを追加で注文。
今回金曜日の17時すぎごろに訪れましたが、たぶんこの日最初のお客さんだった模様。Googleマップでは16時オープンとなっていますが、ぜひ昼ごろから開けてほしい良いお店。
BEER BELLY
*2024年9月訪問
COFFEEBEERIANから歩いて1分くらいで着く近所のお店。
「ビール腹」とはなかなか中年男性には耳がいたい店名。
あまり大きなお店ではないですが、日中だと日が入ってテーブル席はカフェみたいです。
こちらのお店は缶やボトルが多め。タップでの提供は2種類のみでした。
1杯目はバリのIsland BrewingのBig Hazyというクラフトビールをタップで注文。
以前Small Hazyを飲んだことがありますが、個人的にはこちらのBig Hazyの方が好み。
まあたまには缶も飲んでみるか、とKURAKURA IPAを。インドネシアでは鉄板とも言える銘柄ですね。
しっかりホップが効いています。日本のスーパーにはブリュードッグを売らずにこちらを売って欲しい。
尚、KURA KURAのビールについては2本買うと1本無料らしいので、複数人で来るとお得。
今回はお腹の都合上フードは試していませんが、一般的なファストフード系(ポテトやホットドッグ)は何種類かあるみたいでした。
ちなみにビールを頼むとポテトチップスはいるかと聞かれたのでお願いしましたが、味はまあ微妙でした。個人的にアルコールに合うポテチはビネガー系だと思っているのでこのお店にはぜひビネガー系をストックして欲しい。ポテチ代はたぶん無料だったはず。
Beer Hall
*2024年6月訪問
Beer Hallはジャカルタの中心地 SCBD 地区にあります。夜はかなり道が混み合うエリア。
Beer Hallという名前の通り、ちょっとしたバーではなく、まさしくホール。社交場やディスコ的な雰囲気があるお店です。
中はやや暗めですが空間としては非常に完成度が高く、大勢でワイワイできるソファエリア、数人でシックに飲めるテーブル、カウンターなどあり。音楽も結構ガンガンに流れていて、途中からライブバンドの演奏もあって大盛り上がりでした。一人でも入れて飲めますが、ここはやはり数人以上できた方が楽しめる空間だと思います。
金曜日の夜に行ったのですが、ほぼ満席に近くお店の人気度が伺えました。カウンターは途中までは席が空いてなかったので端っこで立って飲んでましたが、途中から空いた席にスタッフがちゃんと誘導してくれました。スタッフは非常に親切でサービスはとても良かったです。
クラフトビールについてはやはりこの立地、このハコということでそこそこお値段はしますが、ドラフトのビンタンなどはまだちょっとだけ良心的な価格(65,000 / 110,000 IDR)。
今回はスタッフおすすめの Black Sand Brewery の IPA をオーダー。これがかなり自分好みのホッピーなIPAで美味しかったです。
ちなみにこのサイズ(小さい方)で130,000 IDR。大きい方(パイント)は240,000 IDRします。
他にもKura Kura Island AleとIsland BrewingのSmall Hazyを試飲させてもらいましたが、結局Black Sand IPAの方がだいぶん好みの味だったので2杯目も同じのをオーダー。
Beer Hallはクラフトビールの種類はやや少なくお値段も張りますが、その代わり素晴らしい空間で良いサービスを受けることができるので、他のタップルームなどと少し違うジャンルと言えます。
これはこれで意外ととても楽しめた。音楽も良かったです。
Jubelof Menteng
*2023年9月訪問
メンテンにある、いかにもジャカルタのハイエンド層(特に女性)が好きそうなお店。
エントランスはいくぶんひっそりとしていますが、中はけっこう広く、駐車場も車やバイクでいっぱいでした。
お店入ってすぐがカフェになっており、奥にタップルーム(バー?)がありました。
日光を取り入れた空間はかなり優雅で気持ち良いです。
フライトを注文。ペールエール、ダブルIPA、セッションIPA、どれも美味しくいただきました。
小腹が空いたのでバクミーを注文。これがめっちゃ美味しかった。ここはフードメニューもかなりクオリティー高そうです。
エリアがエリアなので値段はそこそこしますが、総合力の高い、良いお店。
STARK Taproom
*2023年3月訪問
バリ発のクラフトビールブランド「STARK」のタップルームです。
場所は高層ビルが立ち並ぶSCBDエリアにあり、都会のど真ん中といったところ。
入り口はややわかりにくかったですが、お店は天井が高くスポーツバーみたいな感じ。屋外エリアもありましたが、風通しがやや悪い感じがしました。
フライトをいただきましたが、IPA好きな自分としてはやや物足りない印象。
ここは仕事の合間にちょっと同僚と、みたいな使い方に向いているのかもしれません。
クラフトビールラバーの方々に心からオススメできるかと言われれば少し微妙かな。
Brewerkz
*2024年6月訪問
Senayan City(スナヤン シティー)という商業施設内にあるお店。
Senayanは富裕層が集まる高級地区、ということで商業施設も非常にオシャレ。
お店はメインエントランス右側のエレベーターを降りた宙一階のようなエリアにあります。
屋外席は少なめですが、店内は結構広々としていました。
クラフトビールのメニューはこちらの通り↓。
ですが、自分が訪れた時はタップで提供されているのは Island Brewing Small Hazy、Black Sand Kolsch、Black Sand IPAの3つだけでした。これはかなり落胆で印象ガタ下がり。
Black Sand IPAは先日Beer Hallで飲んでとても美味しかったですが、別物をトライしたかったので、Island Brewing Small HazyをSTEM(小サイズ)でオーダー。
フルーティーではありましたがややライトでホッピーな感じは弱め。まあまあといったところ。
BrewerkzはOn The Tapの種類が少ないという点(品切れが多い点)と、あとはスタッフがあまりフレンドリーではなくかつ英語もやや微妙、という点が少し個人的には気になるところではありました。
わざわざここを選んで飲みには来ないかな。