【宿泊レビュー】ダブルツリー by ヒルトン シャー・アラム i-City
クアラルンプール中心地から少し離れたところにあるダブルツリー。建物や内装はKLのダブルツリーの中ではトップ。
ダブルツリー by ヒルトン シャー アラム i-City は2022年開業、マレーシアのクアラルンプールの西にあるヒルトン系「ダブルツリー」ブランドのホテルです。
ザ中心地にあるダブルツリー by ヒルトン クアラルンプールよりも新しいので建物や客室は綺麗。
ダブルツリー by ヒルトン プトラジャヤ レイクサイドのような広い敷地面積や大きめのプールなどはありませんが、周りにはショッピングモールや遊園地的な遊び場はそこそこあります。金額的にはプトラジャヤ レイクサイドよりもだいぶお手頃。
なのでまあバランスが取れている、とも言えそう。
今回はここに家族で1泊だけしました。
*このホテルには2023年5月にも一度泊まったことがあり、これで2回目。この記事で載せている写真の大部分は2024年1月に撮ったものですが、少しだけ補完的に2023年の写真も使っています。
立地やロケーション
シャー・アラムはクアラルンプールの西側にあるセランゴール州の州都です。マレーシアの中でも比較的新しい都市で、イスラム教の色が濃いんだとか。
KLの中心地からは40kmほどと少し離れており、高速を使っても車で40分くらいはかかります。
近くの観光名所ではスルタン・サラフディン・アブドゥル・アジズ・モスクが有名で、車で15分ほどでアクセスできます。
クアラルンプール国際空港(KLIA)からは車で1時間弱といったところで、KLCCなどのKL中心地へ行くのと大差はありません。
建物自体はけっこう高くて目立ちます。また、高速道路にも近いので向かっている途中で目に入ります。
i-City
ホテルのあるi-Cityは、ショッピングモールやテーマパークが入った都市というかエリアで、テクノロジーとエンターテイメントの融合が特徴だそうです。
セントラル i-City(ショッピングモール)、ウォーターワールド、スノーウォーク(雪の屋内アトラクション)、ちょっとした遊園地など、さまざまな施設で構成されています。が、正直クオリティーはあまり高くない印象です。これはあくまでちょっと歩いてみて回っただけの感想なので実際の体験談ではないですが。
興味のある方は以下の i-City のサイトやGoogleマップをチェックしてみてください。
尚、最近 Race Karting というゴーカートのレース場ができたようで、これはもしかしたらそこそこマシに遊べるところかもしれません。
エントランス & 客室
我が家は自家用車で到着。ホテルの地下が駐車場になっていて、ロビーで清算してもらうと1回入場ごとに5リンギットになります。
ドアマンは一応いますが、特にキビキビ仕事していることはありません。
ちなみにこの記事のカバー画像に写っているように、ビルの入り口に雄牛(ブル)がいます。ウォール・ストリートのマネかな?
ロビー
中は天井が非常に高く、大理石のとても綺麗なロビーになっています。訪れたのは旧正月の時期だったので赤の装飾が施されていました。
ロビー階には「THE KOFFEE」という小さなカフェもあり。
チェックイン時にはダブルツリーお決まりのチョコチップクッキーをいただきました。そしていつもながら甘すぎ。
客室
「キング ゲスト ルーム」という一番安い部屋を公式サイトから予約しました。いちおうヒルトンのゴールド会員なんですが、たぶんアップグレードはなかったかと。キング デラックス ルームというのもあるみたいですが、キング ゲスト ルームと何が違うのかイマイチ不明。とりあえず広さなどはどちらも30平米で一緒のはずです。
広くはないですが、モダンでスタイリッシュな感じは良き。あと地味にルームキーをささなくても良かったのもポイント。
USB充電口も少しありました。
シャワーは水圧、温度ともに特に問題なし。
ふわふわ感は少なめながらバスローブもあり。
部屋からの眺めがこちら↓。ウォーターワールドや最近できたっぽいゴーカートレースなどが見下ろせます。
夜はライトアップされるのでぷらっと歩いて回るのもあり。
客室については特に不満はなし。広さはないものの、新しいので綺麗。
そのほか、エレベーターも5基ありそこそこ早いのでストレスはなく、客室フロアやエレベーターの中はかなり強めの香りがします(いわゆる良い匂いなので嫌ではない)。
朝食
朝食はマレーシアのダブルツリーお決まりの makan kitchen でビュッフェ。
*一点事前に断っておくと、自分はマレーシア料理やインド料理があまり好みではありません。その目線での感想とご理解ください。
ジュースはフレッシュジュースもどきがいくつかありましたが、まあこのクラスで100%フレッシュは望みが薄いと思っていたので予想通りといったところ。
中の雰囲気は明るくて大理石ベースで良いです。窓際のテーブルも多くはないですがありました。
エッグステーションと洋食コーナー。
ここでも旧正月の飾りがなされていました。
インド系の料理各種。興味がないのでスルーでした。
点心とお粥もあり。点心はイマイチそうでした。
ミー(麺)コーナー。チキンスープベースはまずまずだったような記憶があります。
マレー料理的な。
サラダ、ピクルス、チーズなどもそこそこありました。あの悪評の自分でむしるタイプの野菜コーナーも。
マレー系?インド系?のカレーや煮込みも。
こちらはテータリク(テータリック)コーナー。甘いミルクティーです。
もちろんこのほかにもパンやヨーグルト、フルーツなどもありましたが、やや小規模でした。
クオリティーというかレベル的にはダブルツリー by ヒルトン クアラルンプールと大差ない感じかと。ただこちらの方がホテルの規模が少し小さいはずなので、その分少しだけ種類は少ないのかもしれません。
あとコーヒー類のテイクアウトサービスはなかったような気がします。
プール、ゲームルームなど
ダブルツリーは子供に優しいというかキッズフレンドリーなイメージがありますが、こちらのホテルでは主にプールとゲームルームが子供にウケがいいです。
プール
残念ながらあまり大きくはないですが、そこそこ開放的なプールが5階にあります。
ビーチチェアは10つもないので、土日の午後遅めなど混む時は避けた方がいいかもです。
インフィニティーちっくになっており、視界を遮る建物は(今のところ)ありません。
全体的に清潔感があり、トイレにはシャワールームやタオルもあり。プール目当てでくるようなホテルではないですが、これはこれで悪くはないかな、と。混んでなければ。
ゲームルーム
プールと同じ5階にはゲームルーム(Games Room)があります。
中は広くはないですが、くつろいで多様なゲームができるようになっています。基本全て無料ですが、ビリヤードは2024年に来たときはスタッフに連絡しないと使えないようになっていました。(で、電話してもスタッフは一向に来なかったので、仕方なくあとでクレームを入れておきました。)
テーブルゲームがいくつか、そしてプレイステーションもありました。
メインルーム以外にスモールルームが2つあるので、空いておれば家族で遊んだり本を読んだりできるかも。
ジム
プールの一つ上の階(5M)にはフィットネスセンターとスパがあります。(スパは使いませんでしたのでここでは割愛。)
中はけっこう綺麗でウォーターサーバーやタオルもあります。
下の写真右側が全面ガラス張りでプールを見下ろせるようになっているので開放感あり。
その他
ラウンジ
ロビーフロアの奥にはAXIS LOUNGEというラウンジエリアがあります。こちらもマレーシアのダブルツリーではお馴染み。
ヒルトンのゴールドメンバーということで、ちょっとした軽食とドリンクをいただけました。まあ味は普通。
レストラン
プールの横にトスカ(TOSCA)というイタリアンレストランがあります。これも(全部か分かりませんが)マレーシアのダブルツリーでは定番かと。
ハッピーアワーでビールが安くなっていたりするので、プールサイドで一杯できます。
週末の宿泊でしたが、土曜の夜は完全貸し切りで一般客お断りだったので、ここで夕食を考えている場合は事前に貸し切りになっていないか確認したほうがいいでしょう。我が家はここがダメだったので、セントラル i-City まで行って夕食にしました。
セントラル i-City へのアクセス
ホテルからセントラル i-City までは歩いてすぐ。歩道もあるので安全ですが、屋根はないです。
なかなかデカいショッピングモールでレストランも大量に入っていますし、スーパーマーケットもありますし、SOGOも入っていました。とても便利。
ひとこと
今回は週末にキング ゲスト ルームを直予約で、1泊306リンギット。これにTourism Tax 10リンギットがかかるので、だいたい日本円で1万円くらい。
朝食はヒルトンゴールドで無料。まあちょっとした週末ホテルステイとしては悪くないコスパかな、と。