【宿泊レビュー】インターコンチネンタル ニャチャン
ニャチャン最高峰のホテルのひとつ、インターコンチネンタルを写真60枚超で紹介。
インターコンチネンタル ニャチャン(InterContinental Nha Trang)はベトナム南東部のビーチリゾート都市ニャチャンにある5つ星ホテルです。
ハノイやホーチミン、ダナンに比べるとニャチャンはまだまだ日本での知名度は高くはないものの、ゆったりとした時間の流れを感じることのできる素晴らしいシーサイドリゾートなので今後さらに人気が高まっていくはずです。
こちらのインターコンチネンタルの個人的な感想としては、朝食やクラブラウンジの内容はフーコックのインターコンチネンタルの方がやや上、ホーチミンのインターコンチネンタルと同程度といったところ。景色はやはりこちらのニャチャンに軍配が上がります。
今後ニャチャンの人気が高まるにつれて値段も上がっていくとは思いますが、現時点ではまだインターコンチネンタルにしてはかなり手頃な価格で宿泊できるというのもGood。
今回はここに家族で3泊しました。
ロケーションと立地
ホテルの場所はザ・ビーチフロントで、中心地エリアの中では少しだけ北に位置しています。お隣はシェラトン・ニャチャン。
ホテルの前は大通りになっていてニャチャンの中ではそこそこ交通量がある道ですが、エリアとしては喧騒なところではなく過ごしやすいです。
歩いていける範囲にはちょっとしたショッピングモールや小さなコンビニ、飲食店などがありますが、ニャチャン自体そこまで大きな都市ではないのでタクシー(Grab等)で数百円から1000円未満でだいたいどこへでもアクセスできます。
空港からのアクセス
我が家はカムラン空港からKLOOKで予約していたタクシーでホテルに向かいましたが、およそ30分ちょっとで到着しました。
空港に着いてからGrabを呼んでも捕まるのかもしれませんが、たぶんKLOOK等での事前予約と値段はあまり変わらないはずです。(帰路でホテルから空港までGrabを使いましたが、2500円弱と値段はだいたい同じだったので。)
チェックイン、客室
ホテルのエントランスは入り口すぐ奥と、そこから2階に上がったメインエントランスの2箇所がありますが、タクシーなどはだいたい入り口すぐのところでDrop off & Pick upです。
2階側の方が豪華なんですが、あまり使われてなさそう。
ロビーエリアは縦に長く、海側はしっかりガラス張りになっています。ここは造りとしては2階部分ではあるものの、表示は1階となっています。(この下にGフロアがあり、そこから外に出ることができます。)
ロビーエリアの奥はロビーラウンジになっています。(後述しますが、ラウンジアクセス権のある宿泊客の中で子連れの場合はイブニングカクテルはこちらでいただけます。)
客室
今回はPremium City Viewという部屋を予約していたのですが、アサインされた部屋からはそこそこ海が見えたので、もしかしたらOcean Viewにしてくれたのかもしれません。(説明があったか覚えておらず不明。)
ここのホテルは公式サイトやIHGアプリの写真が使い回しばかりでClassic、Premium、Upgraded Classic、Junior Suiteなどの違いがほぼわかりませんでした。どの部屋もスイート以外はどの部屋もさほど変わらないのかもしれません。
どの部屋でも40平米以上あるのでそこそこゆったりできる印象です。
浴室はバスタブあり、シャワーも文句なしでした。というか水圧は東南アジアで泊まったホテルの中でか過去イチに強力でした。(尚、珍しく水圧は調整できないタイプのシャワーでした。)
部屋自体は特別広くはないですが、それでも3人家族の我が家には十分でした。
あとウォークインクローゼットはかなり広め。
観音開きのこのタイプは初めて見ました。
ベランダが狭めなのがやや残念ではありますが、眺めはかなり良かったです。
目の前のビーチの混み具合がすぐ確認できて、夕日も拝めます。
こちらは客室フロアのエレベーター前。
ホテルの無料WiFi
ホテルのWiFiに関しては速度的には満足できるレベルでしたが、たまに繋がらないことがあったので若干不安定だった印象。特にラウンジで。不具合時も1時間くらいすると使えるようにはなっていました。
朝食
朝食は1階のロビーフロア一番奥にある「Cookbook Cafe」でビュッフェ。時間は6時から11時まで。
時間帯によっては結構混んでいました。
ビーチサイドはより明るくて開放的。
サラダ全般↓。
フルーツ各種↓。フルーツは種類そこそこあり。
ドリンクやスムージー、ヨーグルト系↓。
こちらはヌードルおよびエッグステーションです↓。
こちらのメニューから選んでオーダー可能。
フードはベトナム料理、西洋料理以外にも韓国料理がいくつかありました。ニャチャンは韓国人とロシア人が多く、こちらのインターコンチネンタルについては圧倒的に韓国人が多いです。
バインミーコーナー↓。
キンパ的な↓。
菓子パン類↓。
なんとソフトクリームもありました。試しに滞在中に一度食べて見ましたが、正直なめらかさやクリーミーさはあまりなく、イマイチ。
無難にフォーボーが美味しかった。
クラブラウンジ
*IHGの会員特典としてクラブラウンジ年間メンバーシップを持っていたので利用できました。
クラブラウンジ(クラブ インターコンチネンタル)は18階にあります。
今回はチェックインもこちらでしていただきました。
中はそこそこの広さ。
そして両サイド窓ガラスで景色を眺めることができる特等席?も。
日中はかなり日差しで暑いですが外の席もあります。
そしてラウンジから見えるこの景色、すごくないですか?この美しいニャチャンのコーストライン。
こちらのクラブラウンジは日中使いたくなるこの景色が一番のウリかもしれません。
ラウンジの朝食
1階のCookbook Cafeでももちろん朝食をとることができますが、ラウンジでも7時から11時に朝食サービスがあります。こちらの方が混んでないのでゆったり食事をとることができます。
フレッシュジュースやスムージーもいろいろあって、どれも100%で美味しいです。
パンの種類は多くはないものの、クロワッサンなんかはかなり見た目本格的。
そのほかよくある乾きものなどなど。
そしてアラカルトで頼める朝食メニューがこちら↓。
Healthy Breakfast Bowl、Egg Dishes、Regional Breakfast Favorites とカテゴリーが分かれています。
こちらはChicken Pho(フォーガー)。悪くはなかったんですが、スープは1階のCookbook Cafeの方が美味しかったので、フォーを食べるなら1階の方がいいかもです。
アフタヌーンティー
クラブラウンジでのアフタヌーンティーは14時から16時まで。
こちらのメニューの右側から好きなだけ頼めます。メニュー左側はクラブラウンジで常時(朝6時から夜10時まで)頼めるドリンク類。
個人的にはアフタヌーンティー自体はあまり興味がなく、そこまで美味しいと思うものに出会ったことがないのですが、今回もまあそんな感じでした。甘いもの好き、あるいはアフタヌーンティーをしている自分が好き、という人にとっては価値あるのかもしれませんが。
こちらはチェックイン直後に勧められたのでとりあえず頼んだもの↓。
アフタヌーンティーではメニュー以外にもスコーンなど自分で取れる軽食も少しありました。
尚、ココナッツジュースはいつでも飲みたいだけ飲めますよ。
イブニングカクテル & カナッペ
イブニングカクテル & カナッペは17:30から19:30まで。子連れは1階のロビーラウンジ(後述)で、大人のみの場合は通常通り18階のクラブラウンジで利用できます。
こちらがイブニングカクテルとフードのメニュー。
コールドカナッペはセルフサービス。
ホットカナッペはだいたいテーブルにつくと勝手に持ってきてくれます。
フードについては全体的にそこまでクオリティーは高くないので味にあまり期待しない方がいいと思います。カナッペの中でひとつかふたつ気に入るものはありましたが。
でもここのクラブラウンジはスタッフが気を遣って度々追加のオーダーを聞いてきてくれるので、食べすぎてしまう傾向あり。
ホーチミンのインターコンチネンタルではやたらとフードもドリンクも提供が遅かった記憶がありますが、こちらはどちらもスムーズに出てきます。
ロビーラウンジ(子連れ向け)
子連れがイブニングカクテル & カナッペで利用できるのが1階のロビーラウンジです。日中とうってかわって夜はシックになります。でも子供OK。
こちらでは18階のクラブラウンジのメニューのほか、子供向けと思われるロビーラウンジ限定のメニューが用意されています↓。こちらは大人でもオーダーできます。
テーブルにつくと自動的に出てくるパンとチーズなど。
こちらも自動的に人数分出てくるホットカナッペ。そしてコールドカナッペも人数分自動的に出てくるのでいらない時は早めに断っておきましょう。
キッズ用のフードメニューについてはフーコックのインターコンチネンタルのクラブラウンジの方が味が良かったような気がしますが、ニャチャンの方が種類は多いように思います。
こちらは日替わりカクテルのひとつ↓。味はそこまで、でした。
こちらのロビーラウンジもスタッフがとても親切で、何か追加のオーダーはないか頻繁に聞いてくれます。断固たる意志をもって望まないと不用意にいろいろ頼んでしまい、お腹いっぱいになってしまいます。
プール
プールは2階にあり、しっかりビーチ向きで、日陰もそこそこあるのが嬉しいところ。
高層階ではないものの、プールの先に海が見えてこれはこれで悪くない景色です。
プールサイドも3サイドがくつろげるようなスペースになっており、陣取り合戦が起きにくいように思います。
メインプールは上段、下段と分かれており、長さは25mくらいでしょうか。
こちらは屋根付きのスペースで、幼児用の浅いプールもあり。
プールサイドにはバーカウンターもあります。
Planet Trekkers(キッズクラブ)
こちらはインターコンチネンタルお馴染みのキッズクラブ「プラネットトレッカーズ」。そこまで広くはないものの、スタッフ常駐の屋内プレイエリアです。
プライベートビーチ
ビーチについてはインターコンチネンタル レジデンス ニャチャンの記事の方にまとめていますので、そちらを参考にしてください。
ひとこと
今回はIHG公式のセール時に予約を取り直して、3泊税・サ込みで471ドルでした。1ドル150円計算だと7万円ちょっと、1泊あたり2万数千円という価格。
*ただし自分の場合朝食はダイヤモンドメンバー特典で無料だったので、こちらは朝食なしのプラン料金です。
インターコンチネンタルという括りでは、東南アジアで見ても安い方です。が、ラウンジアクセスや朝食無料などを含めると通常はこれよりは高くなるので、追加料金を払っても食べたい朝食か、利用したいラウンジか、というのは個人の判断になるでしょう。
個人的にはホテルの立地やビーチへのアクセス、プール、そして客室に関してはほぼほぼ満足です。あとラウンジも眺めが素晴らしいですし、空いていたので満足でした。朝食だけかな、もう少し頑張って欲しいのは。歩いていけるエリアに安くて美味しいフォーのお店などもあるので、あえてホテルのビュッフェでなくてもそういったローカルのお店で済ませても全然アリだと思います。